共同研究講座の研究実績
現在、わが国では高齢化が進行し、大きな社会問題となっています。特に農山漁村地域においては、その傾向が著しく、医療・介護問題等様々な課題が生じています。超高齢社会において、運動器(脊椎、骨、関節、筋肉、神経等)を健康に機能させることは、日常生活動作を保ち、健康寿命を延伸する上で重要となります。
このような状況を踏まえ、当研究所では2016年4月より東京医科歯科大学に共同研究講座(講座名:ジョイントリサーチ講座/運動器機能形態学)を設置し、運動器の健康と障害に関する研究に取り組んでいます。
「転倒と上肢の骨折に関する研究」として、転倒事故によって手関節部の骨折を受傷した患者の要因を健常者と比較分析し、転倒骨折の予防に関する研究の成果を国内外の学会で発表しました。
また「運動器の障害に関する研究」として、上肢(肩や肘、手指の関節)に加え、下肢(足、膝、股関節)、脊椎等の形態学的評価や機能解剖、画像解析等の成果を国内外の学会、学術誌に発表しました。
ここでは共同研究講座の研究実績の一部を紹介します。
- 「転倒による手首の骨折と体幹バランス」、「介護予防」に関する調査研究、講演等
- 埼玉県飯能市での「介護予防セミナー」の実施
- 秋田県での体幹バランス測定調査の実施
- 高齢者に起こり得るドミノ骨折の予防のために
- 高齢者に起こり得るドミノ骨折とは
- 国際学会での受賞(2018年 アイルランド)
- 日本手外科学会での受賞
- 日本転倒予防学会での発表
- 日本農村医学会での発表
- 「ヒトの運動器の健康と事故」に関するインターネット調査について
- 共同研究講座「運動器機能形態学分野」の研究実績の紹介
- 主な研究発表
- 関連する主な学会発表
- 共同研究講座の研究成果の記者説明会の実施
「転倒による手首の骨折と体幹バランス」、「介護予防」に関する調査研究、講演等
埼玉県飯能市での「介護予防セミナー」の実施(2017年度)
埼玉県飯能市が主催した「介護予防セミナー 転倒・骨折と介護予防~転ばぬ先の杖と知識~」(2018年3月)において、講演と転倒予防体操、体幹バランス測定会を行いました。 高齢者の転倒・骨折は寝たきりにつながりやすく、介護を必要とする主たる原因の一つになっています。地域住民の方々がいつまでも健康に生活できるように、転倒・骨折についての原因や予防方法を学ぶセミナーとして開催しました。
講演では、東京医科歯科大学大学院 整形外科分野 藤田浩二医師より「転倒・骨折予防~将来の介護予防を目指して~」と題し、骨折を予防するには骨粗鬆症の対策に加え、骨折の原因となる転倒をしないための予防が大切であることを伝えました。講演後、会場内で実際に体を動かす「自宅でできる転倒予防トレーニング」を実演し参加者に指導しました。
その後、体幹バランス測定を実施し、参加者へ測定結果に基づいて転倒リスクの状況を説明しました。
今回の測定結果は、今後の転倒予防等の研究に活用することとしています。
(講演の様子)
(転倒予防トレーニング)
(参加者へ測定結果の説明)
秋田県での体幹バランス測定調査の実施 (2016年度)
【2016年度】
JA秋田中央会が主催した 平成28年度JA助けあい組織研修会「福祉セミナー」(2017年1月)において、講演と体幹バランス測定を行いました。
高齢者の転倒・骨折は寝たきりにつながりやすいので、まずは自分自身の体幹バランスを知り、日頃の体操を心掛ける必要があります。
講演では、東京医科歯科大学大学院 整形外科分野 藤田浩二医師より「転倒・骨折と介護予防 体幹バランスの重要性」を伝えました。
その後、体幹バランス測定会を実施し、開眼片脚立位など4種目の検査を測定し、参加者の方へ測定結果をフィードバックしました。
(講演会の様子)
(体幹バランス測定の様子)
(体幹バランス測定の様子)
(検査結果のフィードバックの様子)
高齢者に起こり得るドミノ骨折の予防のために
高齢者に起こり得るドミノ骨折とは
骨粗鬆症に伴う脆弱性骨折では、一度骨折すると、次々と骨折が連鎖する「ドミノ骨折」の形態をとり、初発骨折後の患者は、骨折のリスクが骨折前の約6倍にもなることが報告されています。
そのためこの実態と予防について研究することは、高齢者の寝たきり予防、健康寿命を延伸する観点からも非常に重要です。
橈骨遠位端骨折(手首の骨折)は日常生活の中でも転倒などで手をついた時に起こり得ます。
今回の患者調査では、この骨折は高齢者だけでなく40歳代半ばから見られ加齢とともに増加する傾向にあるため、比較的若い時期から転倒を予防することを考慮しないとドミノ骨折を引き起こすきっかけとなり得ることが分かりました。
橈骨遠位端骨折患者における体幹バランスの低下の程度と転びやすさ(易転倒性)との関連はこれまで研究がなされていないことから、各種の体幹バランスと骨密度を測定して実態を明らかにしました。
その結果、橈骨遠位端骨折患者では骨密度の低下は軽度ですが、主に体幹の動的バランスが低下した転倒しやすい「易転倒傾向群」であることがわかりました。
そのため、骨密度が低下する前からドミノ骨折を予防するためにバランス改善トレーニングを行うことが重要であることが考えられます。
国際学会での受賞
共同研究の成果を国際的な脆弱性骨折治療の研究会である第7回FFN Global Congress 2018(Fragility Fracture Network)で発表しました(2018年7月 アイルランド)。
諸外国の研究者が発表する中から、この演題を発表した東京医科歯科大学大学院 整形外科学分野 藤田浩二医師がBest Poster Presentation(最優秀発表賞)を受賞しました。国際的に橈骨遠位端骨折を受傷している女性は握力と体幹バランスが低下しているという共同研究の成果が認められました。
発表演題
”Decreased grip strength and dynamic body balancing in women with distal radial fractures.”(橈骨遠位端骨折を受傷している女性は握力と体幹バランスが低下している)
日本手外科学会での受賞
これまでの研究成果を第60回日本手外科学会学術集会(2017年4月 愛知)で演題「橈骨遠位端骨折患者は体幹バランスが低下している」として発表を行いました。
数百の演題の中から、この演題を発表した東京医科歯科大学大学院 整形外科分野 藤田浩二医師がベストペーパー賞(Best Paper 最優秀賞)を受賞しました。
(受賞した藤田浩二医師)
日本転倒予防学会での発表
ロコモティブシンドロームは、加齢に伴う筋力低下や関節や脊椎の病気、骨粗鬆症などにより運動器の機能が衰えて、要介護や寝たきりになってしまったり、そのリスクの高い状態です。
ロコチェックとは、骨や筋肉、関節などの運動器が衰えていないかを7つの項目でチェックできる簡易テストです。7項目のうち、ひとつでも当てはまればロコモティブシンドロームの心配があります。
ロコチェックが陽性となった地域住民のデータを分析した結果を、転倒予防に関わる社会啓発活動を行い、健康増進に寄与することを目的とした日本転倒予防学会第6回学術集会(2019年10月 新潟)で発表を行いました。得られた成果は、今後、地域住民の地域住民の健康寿命の延伸、介護予防に貢献することが期待されます。
発表演題
「レーザーTUG計測システムを用いたロコチェック陽性者の歩行特性」
「ロコチェック陽性に関連する要因の検討」
日本農村医学会での発表
【2018年度】
これまで得られたデータを分析し、「ドミノ骨折」と「握力」との関係を第67回 日本農村医学会学術総会(2018年10月 東京)で発表しました。
今回の最大の研究成果は、「ドミノ骨折」と一見転倒とは関係ないように思われる「握力低下」が関連していると明らかにしたことです。
医療機関に受診しなくとも簡便で、気軽に自身でも計測可能である「握力」が「ドミノ骨折」の身体指標として有効であることが期待されます。
発表演題
「握力低下は橈骨遠位端骨折のリスク因子である」
「69歳以下女性における橈骨遠位端骨折とロコモのリスク因子についての検討」
【2017年度】
秋田県での体幹バランス測定調査で得られた測定データを分析し、第66回日本農村医学会学術総会(2017年10月 沖縄)で当研究所と東京医科歯科大学の共同研究結果として2つの演題を発表しました。
演題1 「橈骨遠位端骨折患者は筋力が低下している」
演題2 「橈骨遠位端骨折患者は体幹バランスが低下している」
これらの研究から、本骨折患者は筋力と体幹バランスの低下が健常者に比べ低下していることが明らかとなり、これらの改善が今後の重要な課題であることが判明しました。
この研究結果を測定に協力いただいたJA秋田中央会にフィードバックしました。
(学会会場の様子)
関連する主な学会発表
2023年度
- 山本皓子, 山田英莉久, 稲井卓真, 塚本和矢, 二瓶史行, 鏑木秀俊, 二村昭元, 中原謙太郎, 小林吉之, 藤田浩二. 橈骨遠位端骨折患者における異なる歩行速度下での歩行解析-転倒・骨折予防のための基礎的検証. 第66回日本手外科学会学術集会(2023年4月,東京)
- 山本皓子, 二瓶史行, 中原謙太郎, 山田英莉久, 井原拓哉, 塚本和矢, 鏑木秀俊, 吉井俊貴, 二村昭元, 藤田浩二.橈骨遠位端骨折後のドミノ骨折機序の検討-インソール埋込み型慣性センサを用いた日常歩行の長期計測-.第38回日本整形外科学会基礎学術集会(2023年10月,茨城)
2022年度
- 新開由香理, 香川栄一郎, 加藤龍一. 自動車運転事故に関連する運転者の運動器の機能. 第71回日本農村医学会学術総会(2022年10月,山口)
- 井原拓哉, 山本皓子, 山田英莉久, 小山恭史, 二村昭元, 秋田恵一, 藤田浩二. 片足立ちテスト中の身体運動の評価と転倒リスク推定 骨粗鬆症性骨折スクリーニングのための予備的検討. 第24回日本骨粗鬆症学会(2022年9月,大阪)
- 山本皓子, 山田英莉久, 小山恭史, 井原拓哉, 鏑木秀俊, 二村昭元, 藤田浩二, 大川淳. 橈骨遠位端骨折患者の歩行特徴と転倒原因の検索-歩行速度負荷の有用性. 第24回日本骨粗鬆症学会(2022年9月,大阪)
- 山本皓子, 二村昭元, 藤田浩二. センサ内蔵インソールを用いた橈骨遠位端骨折患者の歩行特性 脆弱性骨折リスク評価における歩行解析の有用性. 第47回日本足の外科学会学術集会(2022年11月,愛媛)
- 山本皓子, 二瓶史行, 中原謙太郎, 山田英莉久, 井原拓哉, 稲井卓真, 小林吉之, 藤田浩二. 橈骨遠位端骨折患者の歩行特徴の解析と転倒リスクの検討. 第9回日本予防理学療法学会学術大会(2022年11月,東京)
2021年度
- 新開由香理, 香川栄一郎, 加藤龍一. ペットボトル開封時の主観的な握力低下は転倒と関連する. 日本転倒予防学会第8回学術集会(2021年10月,愛知)
2020年度
- 藤田浩二, 鏑木秀俊, 二村昭元, 加藤龍一, 高橋正樹, 大川淳. ドミノ骨折予防を目指した橈骨遠位端骨折患者の歩行評価. 第93回日本整形外科学会学術総会 (2020年5月,Web開催)
- Koji Fujita. Gait characteristics and fall tendency of patients with distal radius fractures. ASSH2020(米国手の外科学会American Society for Surgery of the Hand) (2020年10月,Web開催)
2019年度
- 加藤龍一,新開由香理,藤田浩二,高橋正樹.レーザーTUG計測システムを用いたロコチェック陽性者の歩行特性.日本転倒予防学会第6回学術集会(2019年10月,新潟)
- 新開由香理,藤田浩二,加藤龍一.ロコチェック陽性に関連する要因の検討.日本転倒予防学会第6回学術集会(2019年10月,新潟)
- 藤田浩二,飯島弘貴,奥村篤史,八百陽介,鏑木秀俊,二村昭元,加藤龍一,大川淳,高橋正樹.Laser-TUGシステムを用いた橈骨遠位端骨折患者の歩行状態の評価 転倒とドミノ骨折の予防を目指して.第62回日本手外科学会学術集会(2019年4月,北海道)
- Koji Fujita, Hirotaka Iijima, Atushi Okumura, Yosuke Yao, Akimoto Nimura, Ryuichi Kato, Atsushi Okawa, Masaki Takahashi. Gait analysis of patients with distal radius fracture using a novel Laser-TUG system. ACSM’s ANNUAL MEETING(2019年5月,アメリカ フロリダ)
2018年度
- 藤田浩二,鏑木秀俊,宮本崇,志村治彦,青山広道,松山嘉彦,関康弘,若林良明,二村昭元,大川淳.握力低下は初発橈骨遠位端骨折の主要なリスク因子である.第61回日本手外科学会学術集会(2018年4月,東京)
- 藤田浩二,柳原弘志,新開由香理,堺正仁,加藤龍一.握力低下は橈骨遠位端骨折のリスク因子である.第67回日本農村医学会学術総会(2018年10月,東京)
- 新開由香里,堺正仁,加藤龍一,柳原弘志,藤田浩二.69歳以下女性における橈骨遠位端骨折とロコモのリスク因子についての検討.第67回日本農村医学会学術総会(2018年10月,東京)
- Koji Fujita,Hidetoshi Kaburagi,Akimoto Nimura,Ryuichi Kato,Atsushi Okawa. Decreased grip strength and dynamic body balancing in women with distal radial fractures.7th FFN Global Congress 2018(2018年7月,アイルランド ダブリン)
2017年度
- 藤田浩二, 鏑木秀俊, 二村昭元, 宮本崇, 大川淳. 橈骨遠位端骨折患者は体幹バランスが低下している. 第60回日本手外科学会学術集会(2017年4月,愛知)
- 鏑木秀俊, 藤田浩二, 二村昭元, 大川淳. 高齢橈骨遠位端骨折患者の易骨折性の評価. 第66回東日本整形災害外科学会(2017年9月,東京)
- 新開由香理, 堺正仁, 加藤龍一, 柳原弘志, 藤田浩二. 橈骨遠位端骨折患者は筋力が低下している. 第66回日本農村医学会学術総会(2017年10月,沖縄)
- 柳原弘志, 藤田浩二, 新開由香理, 堺正仁, 加藤龍一. 橈骨遠位端骨折患者は体幹バランスが低下している. 第66回日本農村医学会学術総会(2017年10月,沖縄)
- Koji Fujita, Hidetoshi Kaburagi, Akimoto Nimura, Takashi Miyamoto, Ryuichi Kato, Atsushi Okawa. Distal radius fracture patients over 70 years of age showed declined body balancing ability and osteoporosis. EuroHand 2017 (第22回欧州手の外科学会議)(2017年6月,ハンガリー ブダペスト)
2016年度
- 太田剛, 二村昭元, 若林良明. 橈骨遠位端骨折の合併症と対策. 第9回日本手関節外科ワークショップ(2016年9月,岡山)
- 青山広道, 藤田浩二, 宮本崇, 二村昭元. 橈骨遠位端骨折患者と骨密度の関連性. 第65回東日本整形災害外科学会(2016年9月,神奈川)
- 鏑木秀俊, 藤田浩二, 二村昭元, 宮本崇, 大川淳. 橈骨遠位端骨折患者の体幹バランス、骨代謝状態の評価-ドミノ骨折予防のための基礎調査-.第18回日本骨粗鬆症学会(2016年10月,宮城)
- 藤田浩二, 鏑木秀俊, 二村昭元, 宮本崇, 若林良明, 志村治彦, 松山嘉彦, 大沼円, 佐々木研, 関康弘, 大川淳. 橈骨遠位端骨折患者の運動能力解析. 第31回日本整形外科学会基礎学術集会(2016年10月,福岡)
- Koji Fujita, Hidetoshi Kaburagi, Takashi Miyamoto, Yoshiaki Wakabayashi, Ryuichi Kato, Otsushi Okawa. Distal radius fracture patients show declined ability of dynamic body balancing. 71th Annual meeting of the ASSH(American Society for Surgery of the Hand) (2016年9月,アメリカ テキサス)
共同研究講座「運動器機能形態学分野」の研究実績の紹介
共同研究講座では、臨床研究、メゾ解剖学、ならびに画像診断学等の手法を駆使し、構造と機能の観点から、運動器(脊椎、骨、関節、筋肉、神経等)に関する疾患、障害について研究を行っています。
また運動器の中で関節という構造を考えるときに、関節近傍に固有の靭帯、筋、腱等の周辺構造同士の相互関係を解剖学的に解明することが、臨床上関節の脆弱性、安定性を理解するために重要であるとの考えから、特に「関節包」という構造に注目をして研究を行っています。
主な発表内容
2023年度
- 二村昭元. 膝蓋骨支持機構の解剖. 関節外科. 2023;42(7):710-715.
- 藤田浩二. 手根管症候群(CTS)の病態と超音波検査. 臨床検査. 2023;67(8):865-869.
- Takuya Ibara, Ryota Matsui, Takafumi Koyama, Eriku Yamada, Akiko Yamamoto, Kazuya Tsukamoto, Hidetoshi Kaburagi, Akimoto Nimura, Toshitaka Yoshii, Atsushi Okawa, Hideo Saito, Yuta Sugiura, Koji Fujita. Screening for degenerative cervical myelopathy with the 10-second grip-and-release test using a smartphone and machine learning: A pilot study. Digital Health. 2023;9:20552076231179030.
- Eriku Yamada, Koji Fujita, Takuro Watanabe, Takafumi Koyama, Takuya Ibara, Akiko Yamamoto, Kazuya Tsukamoto, Hidetoshi Kaburagi, Akimoto Nimura, Toshitaka Yoshii, Yuta Sugiura, Atsushi Okawa. A screening method for cervical myelopathy using machine learning to analyze a drawing behavior. Scientific Reports. 2023;13:10015.
- Masahiro Tsutsumi, Akimoto Nimura, Suthasinee Tharnmanularp, Shintarou Kudo, Keiichi Akita. Posteromedial capsular anatomy of the tibia for consideration of the medial meniscal support structure using a multidimensional analysis. Scientific Reports. 2023;13: 12030.
2022年度
- 藤田浩二, 佐々木亨. 手根管症候群診断におけるエコー活用の可能性.映像情報Medical. 2022;54(6):52-55.
- 藤田浩二, 小山恭史, 杉浦裕太. 母指運動に着目した手根管症候群スクリーニングアプリの開発. 臨床整形外科. 2022;57(10):1213-1218.
- 二村昭元. 腱板断裂の治療に必要な肩関節の解剖. 関節外科. 2022;41(11):1158-1165.
- Atsuhiro Fukai, Akimoto Nimura, Masahiro Tsutsumi, Hitomi Fujishiro, Koji Fujita, Junya Imatani, Keiichi Akita. Lateral ulnar collateral ligament of the elbow joint: reconsideration of anatomy in terms of connection with surrounding fibrous structures. The Journal of Bone and Joint Surgery. American volume. 2022;104(15):1370-1379.
- Takafumi Koyama, Koji Fujita, Hirotaka Iijima, Mio Norose, Takuya Ibara, Toru Sasaki, Toshitaka Yoshii, Akimoto Nimura, Masaki Takahashi, Atsushi Okawa. Analysis of spastic gait in patients with cervical myelopathy using the timed up and go test with a laser range sensor. Spine (Phila Pa 1976). 2022;47(12):892-898.
- Toru Sasaki, Shigenori Kawabata, Jun Hashimoto, Yuko Hoshino, Kensuke Sekihara, Yoshiaki Adachi, Miho Akaza, Koji Fujita, Akimoto Nimura, Toshitaka Yoshii, Yuki Miyano, Yuki Mitani, Taishi Watanabe, Shinji Sato, Sukchan Kim, Atsushi Okawa. Assessing carpal tunnel syndrome with magnetoneurography. Clinical Neurophysiology. 2022.139:1-8.
- Koji Fujita, Kana Matsuo, Takafumi Koyama, Kurando Utagawa, Shingo Morishita, Yuta Sugiura. Development and testing of a new application for measuring motion at the cervical spine. BMC Medical Imaging. 2022;22(1):193.
2021年度
- 二村昭元. 肘の機能と解剖. 整形外科看護. 2021;26(11):70-71.
- 二村昭元. 肘関節解剖の最近の知見: 外側と内側. 整形外科リハビリテーション学会学会誌. 2021;22:56-60.
- 田野敦寛, 二村昭元, 秋田恵一. 新しい解剖学的知見から考える遠位脛腓骨靱帯結合(シンデスモーシス)損傷. 臨床整形外科. 2022;57(1):23-30.
- Eiichiro Kagawa, Akimoto Nimura, Hisayo Nasu, Ryuichi Kato, Keiichi Akita. Fibrous connection between cervical nerve and zygapophysial joint and implication of the cervical spondylotic radiculopathy: an anatomic cadaveric study. Spine. 2021;46(13):E704-E709.
- Toru Sasaki, Akimoto Nimura, Tomoyuki Kuroiwa, Takafumi Koyama, Atsushi Okawa, Koji Fujita. Assessment of pain during nerve conduction studies in patients with carpal tunnel syndrome. Journal of Hand Surgery Global Online. 2022;4(2):89-92.
- Toru Sasaki, Takafumi Koyama, Tomoyuki Kuroiwa, Akimoto Nimura, Atsushi Okawa, Yoshiaki Wakabayashi, Koji Fujita. Evaluation of the existing electrophysiological severity classifications in carpal tunnel syndrome. Journal of Clinical Medicine. 2022;11(6):1685.
2020年度
- 二村昭元, 秋田恵一. 関節内鏡視における肘関節外側組織の解剖解説. Monthly Book Orthopaedics 2020;33(11):55-60.
- 藤田浩二. エコーを用いた手根管症候群の診断と病態解明の試み. 映像情報Medical 2020;52(6):72-75.
- 二村昭元, 堤真大, 秋田恵一. 関節の解剖学における正常構造の新知見. 画像診断 2021;41(1):8-18.
- Koji Fujita, Hirotaka Iijima, Ryo Eguchi, Tomoyuki Kuroiwa, Toru Sasaki, Yukihiro Yokoyama, Takafumi Koyama, Akimoto Nimura, Ryuichi Kato, Atsushi Okawa, Masaki Takahashi. Gait analysis of patients with distal radius fracture by using a novel laser Timed Up-and-Go system. Gait & Posture 2020;80:223-227.
2019年度
- 二村昭元, 秋田恵一. 腱板断裂手術に役立つ肩の解剖.整形外科最小侵襲手術ジャーナル2019;91:2-8.
- Hisayo Nasu,Phichaya Baramee,Natnicha Kampan,Akimoto Nimura,Keiichi Akita. An anatomic study on the origin of the long head of the triceps brachii. JSES Open Access 2019;3:5-11.
- Masahiro Tsutsumi,Akimoto Nimura,Eisaburo Honda,Hajime Utsunomiya,Soshi Uchida,Keiichi Akita. An anatomical study of the anterosuperior capsular attachment site on the acetabulum. The Journal of Bone and Joint Surgery. American volume 2019;101(17):1554-1162.
- Koji Fujita,Kenji Kimori,Akimoto Nimura,Atsushi Okawa,Yoshikazu Ikuta. MRI analysis of carpal tunnel syndrome in hemodialysis patients versus non-hemodialysis patients: a multicenter case-control study. Journal of Orthopaedic Surgery and Research 2019;14:91.
2018年度
- 二村昭元,秋田恵一.インナーマッスルとアウターマッスルの解剖学.臨床スポーツ医学 2018;35(10):998-1003.
- 二村昭元,那須久代,秋田恵一.肩関節複合体の構造.臨床スポーツ医学 2019;36(2):116-121.
- 鈴木志郎,藤田浩二,宮本崇,二村昭元.掌側月状骨窩骨片を伴う掌側転位型橈骨遠位端骨折に対するVariable Angle LCP Volar Rim Plateの使用経験.日本手外科学会雑誌 2018;34(5):740-743.
- 志村治彦,佐藤哲也,二村昭元.骨端線閉鎖前の小児肘関節脱臼は高率に骨折を合併する-CTによる検討.整形外科 2018;69(5):410-413.
- Koji Fujita,Hidetoshi Kaburagi,Akimoto Nimura,Takashi Miyamoto,Yoshiaki Wakabayashi,Yasuhiro Seki,Hiromichi Aoyama,Haruhiko Shimura,Ryuichi Kato,Atsushi Okawa.Lower grip strength and dynamic body balance in women with distal radial fractures. Osteoporosis International 2019;30(5):949-956.
- Masahiro Tsutsumi,Akimoto Nimura,Keiichi Akita.The gluteus medius tendon and its insertion sites :An anatomical study with possible implications for gluteus medius tears.The Journal of Bone and Joint Surgery 2019;101(2):177-184.
- Kentaro Amaha,Akimoto Nimura,Reiko Yamaguchi,Natnicha Kampan,Atsushi Tasaki,Kumiko Yamaguchi,Ryuichi Kato,Keiichi Akita.Anatomic study of the medial side of the ankle base on the joint capsule: an alternative description of the deltoid and spring ligament.Journal of Experimental Orthopaedics 2019;6(1):2.
- Reiko Yamaguchi,Akimoto Nimura,Kentaro Amaha,Kumiko Yamaguchi,Yuko Segawa,Atsushi Okawa,Keiichi Akita.Anatomy of the tarsal canal and sinus in relation to the subtalar joint capsule. Foot & Ankle International 2018;39(11):1360-1369.
- Shota Hoshika,Akimoto Nimura,Reiko Yamaguchi,Hisayo Nasu,Kumiko Yamaguchi,Hiroyuki Sugaya,Keiichi Akita.Medial elbow anatomy: A paradigm shift for UCL injury prevention and management.Clinical Anatomy 2019;32(3):379-389.
2017年度
- 二村昭元, 志村治彦, 秋田恵一. Complex elbow instabilityの診断・治療に必要な機能解剖(外側). 整形・災害外科.2017;60(9):1061-1065.
- 那須久代, 二村昭元, 秋田恵一. 膝前外側支持組織の解剖. 整形外科最小侵襲手術ジャーナル.2018;86:11-17.
- 柳澤克昭, 吉村英哉, 望月智之, 二村昭元, 新谷尚子, 安宰成. 鏡視下腱板修復における術後早期疼痛の術式による違い. 肩関節.2017;41(3):741-744.
- 太田剛, 大沼円, 若林良明, 二村昭元, 石突正文, 大川淳. 超音波による骨折治療:指節骨難治性骨折に対する低出力超音波骨折治療の有効性. 別冊整形外科.2017;36(7):137-140.
- 中澤正孝, 二村昭元, 秋田恵一. 肘の超音波画像観察に役立つ関節解剖学. 日本超音波骨軟組織学術研究.2017;16(2):23-28.
- 能瀬宏行, 若林良明, 品田春生, 二村昭元. 尺骨遠位端骨折を伴った橈骨遠位端骨折の特徴. 日本手外科学会雑誌.2017;33(4):525-528.
- 大沼円, 太田剛, 二村昭元, 若林良明, 大川淳. Variable angle LCP volar Rim plateを用いた橈骨遠位端骨折の治療成績-DVR anatomic plateとの比較-. 日本手外科学会雑誌.2017;33(5):674-677.
- 志村治彦, 富澤將司, 小山恭史, 山本皓子, 二村昭元, 藤田浩二. 母指MP関節ロッキングの治療経験. 東日本整形災害外科学会雑誌.2017;29(4):446-449.
- Hitomi Fujishiro, Sachiyuki Tsukada, Tomomasa Nakamura, Akimoto Nimura, Tomoyuki Mochizuki, Keiichi Akita. Attachment area of fibres from the horns of lateral meniscus: anatomic study with special reference to the positional relationship of anterior cruciate ligament. Knee Surgery, Sports Traumatology, Arthroscopy.2017;25(2):368-373.
- Junichiro Hamada, Akimoto Nimura, Kunio Yoshizaki, Keiichi Akita. Anatomic study and electromyographic analysis of the teres minor muscle. Journal of shoulder and elbow surgery.2017;26(5):870-877.
- Hisayo Nasu, Akimoto Nimura, Sara Sugiura, Hitomi Fujishiro, Hideyuki Koga, Keiichi Akita. An anatomic study on the attachment of the joint capsule to the tibia in the lateral side of the knee. Surgical and Radiologic Anatomy.2018;40(5):499-506.
- Motoki Tanaka, Akimoto Nimura, Norimasa Takahashi, Tomoyuki Mochizuki, Ryuichi Kato, Hiroyuki Sugaya, Keiichi Akita. Location and thickness of delaminated rotator cuff tears: cross-sectional analysis with surgery record review. JSES Open Access.2018;2(1):84-90.
- Tetsuya Sato, Akimoto Nimura, Reiko Yamaguchi, Koji Fujita, Atsushi Okawa, Keiichi Akita. Intramuscular tendon of the adductor pollicis and underlying capsule of the metacarpophalangeal joint: An anatomical study with possible implications for the Stener lesion. Journal of Hand Surgery.2018;43(7):682.e1-682.e8.
2016年度
- 鈴木志郎, 宮本崇,二村昭元. 運動器疾患の画像診断 上肢1 肩関節疾患の画像診断.理学療法.2016;33(4):351-363.
- 志村治彦, 二村昭元. 運動器疾患の画像診断 上肢2 成人の肘関節外傷.理学療法.2016;33(5):457-467.
- 佐藤哲也, 二村昭元, 中川照彦. 運動器疾患の画像診断 上肢3 スポーツによる肘関節障害.理学療法.2016;33(6):545-556.
- 若杉琢磨, 二村昭元. 運動器疾患の画像診断 上肢4 手指外傷(骨折,腱損傷など).理学療法.2016;33(7):647-655.
- 石井宣一, 藤田浩二, 宮本崇, 二村昭元. 運動器疾患の画像診断 上肢6 上肢末梢神経障害.理学療法.2016;33(9):833-841.
- 宮本崇, 中川照彦. 痛みに関する整形外科領域の画像診断 肩関節・股関節・膝関節疾患による痛み 肩の痛みの画像診断.ペインクリニック.2016;37:S573-S580.
- Akimoto Nimura, Hisayo Nasu, Tomoyuki Mochizuki, Keiichi Akita. Anatomy. Tamai, K., Itoi, E.,& Takagishi, K.(Eds.). Advances in Shoulder Surgery. Springer. pp1-20. (2016.7)
- Keiichi Akita and Akimoto Nimura. 32.Arm Muscles. Tubbs, R. S., Shoja, M. M., & Loukas, M.(Eds.). Bergman's Comprehensive Encyclopedia of Human Anatomic Variation. John Wiley & Sons. pp293-297. (2016.7)
- Keiichi Akita and Akimoto Nimura. 33.Forearm Muscles. Tubbs, R. S., Shoja, M. M., & Loukas, M. (Eds.). Bergman's Comprehensive Encyclopedia of Human Anatomic Variation. John Wiley & Sons. pp298-314. (2016.8)
関連する主な学会発表
2023年度
肩関節
- 二村昭元. 肩関節における神経支配. 第96回日本整形外科学会学術総会(2023年5月,神奈川)
- 二村昭元. 肩鎖関節周辺の解剖. 日本スポーツ整形外科学会2023(2023年6月,広島)
- 山田英莉久, 小山恭史, 鏑木秀俊, 野呂瀬美生, 山本皓子, 田中雄太, 塚本和矢, 井原拓哉, 二村昭元, 藤田浩二. 手根管症候群患者における肩肘症状の原因検索.第66回日本手外科学会学術集会(2023年4月,東京)
- 鏑木秀俊, 船内雄生, 藤田浩二, 二村昭元. 上肢(手~肘)の骨・軟部腫瘍に対するMRI診断の正診率の検討.第66回日本手外科学会学術集会(2023年4月,東京)
- 二村昭元, 佐々木亨, 望月智之, 浜田純一郎, 秋田恵一. 疎性結合組織を含めた烏口上腕靱帯後方部分の解剖. 第50回日本肩関節学会(2023年10月,東京)
肘関節
- 山本凜太郎, 二村昭元, 秋田恵一. 停止腱の組成に基づく上腕三頭筋の解剖学的研究. 第57回日本作業療法学会(2023年11月,沖縄)
- 二村昭元. 骨折治療に役立つ”上肢解剖”. 第49回日本骨折治療学会学術集会(2023年6月,静岡)
手指関節
- 二村昭元. 手関節の解剖. 第66回日本手外科学会学術集会(2023年4月,東京)
- 田中雄太, 松井良太, 塚本和矢, 山田英莉久, 小山恭史, 黒岩智之, 鏑木秀俊, 二村昭元, 杉浦裕太, 藤田浩二. スマートフォンカメラ動画を用いた母指運動における骨格推定の試み. 第66回日本手外科学会学術集会(2023年4月,東京)
膝関節
- 井原拓哉, 山田英莉久, 山本皓子, 塚本和矢, 中川裕介, 中村智祐, 二村昭元, 秋田恵一, 藤田浩二. 動画と機械学習を用いた歩行時の膝関節ラテラルスラスト検知モデルの開発と精度検証. 第38回日本整形外科学会基礎学術集会(2023年10月,茨城)
その他
- 二村昭元. 「関節包」からみた関節解剖の局在性. 第48回日本超音波検査学会学術集会(2023年6月,大阪)
- 藤田浩二. 運動器疾患スクリーニングのためのアプリケーション開発と社会実装の試み. 第38回日本整形外科学会基礎学術集会(2023年10月,茨城)
- 二村昭元. 層序と組織から考える腱板疎部の解剖. 第34回日本整形外科超音波学会(2023年7月,東京)
- 室生暁, 二村昭元, 井原拓哉, 近澤研郎, 中澤正孝, 秋田恵一.肛門挙筋の支持における内閉鎖筋の重要性. 日本女性骨盤底医学会第25回学術集会(2023年8月,東京)
2022年度
肩関節
- 井原拓哉, 牧野浩二, 山田英莉久, 山本晧子, 塚本和也, 二村昭元, 藤田浩二. 深度センサを用いた肩甲骨上方回旋角度測定の妥当性の予備的検討. 第27回日本基礎理学療法学会学術大会(2022年10月,大阪)
- 望月智之, 二村昭元. 腱板後上方断裂の診断と治療. 第95回日本整形外科学会学術総会(2022年5月,兵庫)
- 野崎太希, 田崎篤, 二村昭元, 大石隆幸, 北村信人. 肩関節のMRI診断 -現状と今後の展望-. 第95回日本整形外科学会学術総会(2022年5月,兵庫)
- 上田祐輔, 二村昭元, 秋田恵一. 肩峰下除圧術に関する肩峰下面前外側の骨形態と周囲構造の検討. 第49回日本肩関節学会(2022年10月,神奈川)
肘関節
- 二村昭元. 肘関節の解剖-最近の知見-. 第37回日本整形外科学会基礎学術集会(2022年10月,宮崎)
- 星加昭太, 二村昭元, 高橋憲正, 菅谷啓之, 秋田恵一. 肘関節尺側側副靱帯の解剖. 第95回日本整形外科学会学術総会(2022年5月,兵庫)
- 田中雄太, 川端茂徳, 橋本淳, 足立善昭, 渡部泰士, 石田洸樹, 鏑木秀俊, 藤田浩二, 二村昭元, 大川淳. 神経磁界計測装置を用いた肘部尺骨神経機能の非侵襲的評価方法の検討. 第37回日本生体磁気学会大会(2022年6月,北海道)
- 深井敦大, 二村昭元, 堤真大, 藤代瞳, 藤田浩二, 今谷潤也, 秋田恵一. 肘関節外側尺側側副靭帯の周囲線維性構造との結合の観点からの解剖学的再考. 第35回日本肘関節学会学術集会(2023年2月,山形)
手指関節
- 藤田浩二. 手根管内構造の形態学的, 動的評価による手根管症候群の発生機序の解明. 第65回日本手外科学会(2022年4月,福岡)
- 藤田浩二. 手指動作の解析と疾患スクリーニング. 第65回日本手外科学会(2022年4月,福岡)
- 藤田浩二. 母指運動に着目した母指CM関節症の病態の理解. 第71回東日本整形災害外科学会(2022年9月,東京)
股関節
- 二村昭元. 股関節鏡視下手術で知っておいてほしい解剖. JOSKAS-JOSSM 2022(第14回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会, 第48回日本整形外科スポーツ医学会学術集会)(2022年6月,北海道)
- 秋田恵一, 二村昭元. 股関節/膝関節の周囲構造の臨床解剖学. 第37回日本整形外科学会基礎学術集会(2022年10月,宮崎)
膝関節
- 室生暁, 金知潤, 二村昭元, 塚田幸行, 秋田恵一. 前十字靱帯の脛骨側付着部の形と外側半月前角の位置との関係. JOSKAS-JOSSM 2022(第14回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会, 第48回日本整形外科スポーツ医学会学術集会) (2022年6月,北海道)
- 塚田幸行, 室生暁, 堤真大, 藤代瞳, 二村昭元, 秋田恵一. 膝前十字靱帯の機能解剖. 第37回日本整形外科学会基礎学術集会(2022年10月,宮崎)
その他
- 二村昭元. 運動器エコーに関わるあなたに伝えたい骨関節解剖. 第47回日本超音波検査学会(2022月5月,東京)
- 室生暁, 二村昭元, 井原拓哉, 近澤研郎, 中澤正孝, 秋田恵一. 肛門挙筋の支持における内閉鎖筋の重要性. 第31回骨盤外科機能温存研究会(2022年6月,東京)
- 藤田浩二. 運動器アンチエイジングへの貢献を目指した病院外における疾患スクリーニング. 第12回運動器抗加齢医学研究会(2022年11月,東京)
2021年度
肩関節
- 鈴木志郎, 二村昭元, 藤田浩二, 大川淳. 腱板広範囲断裂に対する治療戦略 腱板広範囲断裂に対する棘下筋回転移行術. 第70回東日本整形災害外科学会学術集会(2021年9月,岩手)
肘関節
- 深井敦大, 二村昭元, 今谷潤也, 秋田恵一. 関節包, 周囲腱膜に基づいた肘関節外側安定化構造の解剖学的検討. 第36回日本整形外科学会基礎学術集会(2021年10月,三重)
- 深井敦大, 二村昭元, 秋田恵一. 関節周囲線維性構造に基づいた外側尺側側副靱帯の解剖学的検討. 第34回日本肘関節学会学術集会(2022年2月,愛知)
- 二村昭元, 星加昭太, 秋田恵一. 肘関節内側の解剖における最近の知見. 第36回日本整形外科学会基礎学術集会(2021年10月,三重)
手指関節
- 藤田浩二, 小山恭史, 野呂瀬美生, 田中裕太, 二村昭元. 手根管内構造の形態学的, 動的評価による特発性手根管症候群発症機序の探索. 第64回日本手外科学会(2021年4月,長崎)
- 藤田浩二, 小山恭史, 佐藤修祐, 鏑木秀俊, 野呂瀬美生, 二村昭元, 杉浦裕太. 深層学習法を用いた手根管症候群スクリーニングアプリの開発と精度検証. 第64回日本手外科学会(2021年4月,長崎)
- Akimoto Nimura, Saya Horiuchi, Masahiro Tsutsumi, Akita Keiichi. Anatomical study regarding radioulnar ligament attachment to the styloid process of the ulna. 19th ESSKA CONGRESS VIRTUAL (European Society of Sports Traumatology, Knee Surgery & Arthroscopy 第19回欧州スポーツ外傷・膝外科・関節鏡学会議)(2021年5月,Web開催)
股関節
- 二村昭元. 関節包や周囲筋腱構造から再考する股関節の安定性. 第51回日本人工関節学会(2021年7月,神奈川)
足関節
- 田野敦寛, 二村昭元, 大川淳, 秋田恵一. 遠位脛腓骨靱帯結合(シンデスモーシス)に関する骨形態と介在する軟部特性に基づいた解剖学的研究. 第46回日本足の外科学会(2021年11月,東京)
2020年度
肘関節
- 志村治彦, 二村昭元, 藤田浩二, 鈴木志郎. 小児上腕骨顆上骨折に対する閉鎖的整復と観血的整復の治療成績の比較検討. 第63回日本手外科学会学術集会 (2020年6月,Web開催)
- 串田淑久, 太田剛, 新井嘉容, 鈴木志郎, 藤田浩二, 二村昭元, 大川淳. 肘部管症候群の病因と疫学. 第60回関東整形災害外科学会 (2020年8月,Web開催)
手指関節
- 藤田浩二, 小山恭史, 二村昭元, 大川淳, 堤真大, 秋田恵一. 手根管内構造の形態学的,動的評価による手根管症候群発症原因の探索. 日本超音波医学会 第93回学術集会 (2020年12月,Web開催)
- 佐々木亨, 二村昭元, 鈴木志郎, 小山恭史, 若林良明, 藤田浩二. 手根管症候群における電気生理学的重症度分類の比較検討. 第63回日本手外科学会学術集会 (2020年6月,Web開催)
- 佐々木亨, 川端茂徳, 藤田浩二, 二村昭元, 鈴木志郎, 星野優子, 関原謙介, 足立善昭, 渡部泰士, 佐藤慎司, 三谷悠貴, 大川淳. 神経磁界計測を用いた手根管症候群の伝導障害部位の診断. 第93回日本整形外科学会学術総会 (2020年5月,Web開催)
その他
- 小山恭史, 藤田浩二, 渡辺昌, 佐々木亨, 二村昭元, 斉藤英雄, 大川淳. 非接触型センサーと機械学習を用いた,頸髄症における手指動作の解析と診断法の開発. 第93回日本整形外科学会学術総会 (2020年5月,Web開催)
2019年度
肩関節
- 佐藤哲也, 中川照彦, 鏑木秀俊, 佐々木研, 鈴木志郎, 二村昭元, 土屋正光. 著明な外旋機能障害のある腱板断裂に対する大円筋・広背筋移行術. 第46回日本肩関節学会(2019年10月,長野)
- 野呂瀬美生, 二村昭元, 宮本崇, 鈴木志郎, 藤田浩二. 骨端線閉鎖前の反復性肩関節脱臼への鏡視下Bankart修復術の1例. 第46回日本肩関節学会(2019年10月,長野)
肘関節
- 串田淑久, 太田剛, 新井嘉容, 鈴木志郎, 藤田浩二, 二村昭元, 大川淳. 肘部管症候群の病因と疫学. 第60回関東整形災害外科学会(2020年3月,東京)
- 星加昭太, 二村昭元, 菅谷啓之, 高橋憲正, 秋田恵一. 肘関節尺側側副靭帯の構造. 第60回関東整形災害外科学会(2020年3月,東京)
手指関節
- 佐々木亨, 藤田浩二, 二村昭元, 鈴木志郎, 横山裕之, 黒岩智之, 串田淑久, 小山恭史, 若林良明, 大川淳. 手根管症候群における電気生理学的重症度分類の比較検討. 第62回日本手外科学会学術集会(2019年4月,北海道)
- 藤田浩二, 家永直人, 杉浦裕太, 鈴木志郎, 二村昭元, 大川淳, 斉藤英雄. 動画撮影による手関節可動域自己評価システムの構築. 第62回日本手外科学会学術集会(2019年4月,北海道)
- 佐々木亨, 藤田浩二, 二村昭元, 鈴木志郎, 黒岩智之, 小山恭史, 大川淳, 樋口聡, 牧野浩二, 寺田英嗣. 手根管症候群の握り動作の特徴指握力測定システムを用いて. 第62回日本手外科学会学術集会(2019年4月,北海道)
- 藤田浩二, 渡辺拓郎, 杉浦裕太, 黒岩智之, 二村昭元, 大川淳. 手根管症候群診断アプリの開発. 第92回日本整形外科学会学術総会(2019年5月,神奈川)
- 藤田浩二, 家永直人, 杉浦裕太, 鈴木志郎, 二村昭元, 大川淳, 斉藤英雄. 動画撮影を用いた手関節可動域自己評価システムの構築. 第34回日本整形外科学会基礎学術集会(2019年10月,神奈川)
- Akimoto Nimura, Masahiro Tsutsumi, Satoru Muro, Keiichi Akita. Anatomical relationship between the morphology of the styloid process of the ulna and radioulnar ligament attachment. 15th European Association of Clinical Anatomy(2019年6月,スペイン マドリード)
股関節
- 宇都宮啓, 堤真大, 二村昭元, 秋田恵一, 内田宗志. 腸腰筋の一部は股関節包に停止し腸骨大腿靱帯を形成して股関節の動的安定性に寄与する-解剖学的・組織学的検討-. 第46回日本股関節学会学術集会(2019年10月,宮崎)
- 堤真大, 二村昭元, 本田英三郎, 宇都宮啓, 内田宗志, 秋田恵一. 寛骨臼縁前上方領域への股関節包付着形態. 第46回日本股関節学会学術集会(2019年10月,宮崎)
膝関節
- Hisayo Nasu, Akimoto Nimura, Keiichi Akita. Supporting structures in the lateral side of the knee. The 19th Congress of the International Federation of Associations of Anatomists(2019年8月,イギリス ロンドン)
足関節
- 服部惣一, 二村昭元, 田野敦寛, 山口玲子, 天羽健太郎, 秋田恵一. 超音波による足関節踵腓靱帯の評価と解剖学的基礎. 第44回日本足の外科学会学術集会(2019年9月,北海道)
- 田野敦寛, 二村昭元, 天羽健太郎, 服部惣一, 山口玲子, 秋田恵一. 骨形態解析と付着する軟部特性に基づいた遠位脛腓骨靱帯結合に関する解剖学的研究. 第34回日本整形外科学会基礎学術集会(2019年10月,神奈川)
- Kentaro Amaha, Akimoto Nimura, Keiichi Akita. Anatomic study regarding the deltoid and spring ligament based on the joint capsule. 15th European Association of Clinical Anatomy(2019年6月,スペイン マドリード)
2018年度
肩関節
- 小山恭史,志村治彦,富澤將司,仲津留恵日,山本皓子,二村昭元,藤田浩二,大川淳.鎖骨骨折手術における鎖骨上神経温存の意義.第91回日本整形外科学会学術総会(2018年5月,兵庫)
- 二村昭元.臨床に役立つ肩関節の解剖について.第7回香川県肩関節研究会(2018年8月,香川)
- 二村昭元.肩関節の解剖について.岡山Mitekセミナー(2018年12月,岡山)
肘関節
- 星加昭太,二村昭元,菅谷啓之,高橋憲正,秋田恵一.肘関節内側における安定化機構に関する解剖学的特徴.第91回日本整形外科学会学術総会(2018年5月,兵庫)
- 星加昭太,二村昭元,菅谷啓之,秋田恵一.肘内側支持機構の微細構造.第44回日本整形外科スポーツ医学会学術集会(2018年9月,徳島)
- 二村昭元,鈴木志郎,星加昭太,秋田恵一,藤田浩二.肘関節尺側側副靱帯の解剖.第31回日本肘関節学会学術総会(2019年2月,北海道)
- Akimoto Nimura,Keiichi Akita.Anatomy based on the common pathologies around the elbow joint.8th Asia Pacific International Congress of Anatomists(2018年10月,韓国)
手指関節
- 二村昭元.骨形態・組織に基づくTFCCの解剖学的解析.第16回東京スポーツ整形外科研究会(2018年4月,東京)
- 二村昭元,藤田浩二,宮本崇,秋田恵一.骨形態解析に基づいた三角線維軟骨と尺骨遠位端との線維性連続の局在.第61回日本手外科学会学術集会(2018年4月,東京)
- 二村昭元,堀内沙矢,野崎太希,藤田浩二,大川淳,加藤龍一,秋田恵一.三角線維軟骨の尺骨遠位端に対する付着部の局在と骨形態の関係-解剖学的研究-.第91回日本整形外科学会学術総会(2018年5月,兵庫)
- 志村治彦,竹村昌敏,小山恭史,串田淑久,鏑木秀俊,二村昭元,藤田浩二,大川淳.当院における橈骨遠位端(脆弱性)骨折患者の骨粗鬆症治療率.第67回東日本整形災害外科学会(2018年9月,秋田)
2017年度
肩関節
- 柳澤克昭, 吉村英哉, 望月智之, 二村昭元, 宇土美於, 日山鐘浩, 吉原有俊. スーチャーブリッジ法における術後早期での疫痛残存の検討. 第44回日本肩関節学会(2017年10月,東京)
- 山本司, 安藤綾香, 上木麻衣子, 二村昭元, 神野哲也. 健常者の上肢回旋運動に寄与する上腕・前腕運動の相補性について. 第44回日本肩関節学会(2017年10月,東京)
- 佐藤哲也, 中川照彦, 土屋正光, 長瀬寅, 二村昭元, 鈴木志郎, 佐々木研, 大川淳. 陳旧性上腕骨近位端骨折に対するリバース型人工肩関節置換術の治療経験. 第58回関東整形災害外科学会(2018年3月,東京)
- Tomoyuki Mochizuki, Akimoto Nimura, Keiichi Akita. Rotator cuff Anatomy revisited. The 1st Asia-Pacific Shoulder & Elbow Symposium (第1回アジア太平洋肩肘シンポジウム)(2017年10月,東京)
肘関節
- 二村昭元. 肘内側支持機構の解剖 病態理解のために. 第15回東京スポーツ整形外科研究会(2017年4月,東京)
- 星加昭太, 二村昭元, 菅谷啓之, 高橋憲正, 秋田恵一. 肘関節内側における安定化機構に関する解剖学的特徴. 第43回日本整形外科スポーツ医学会(2017年9月,宮崎)
- Akimoto Nimura, Shota Hoshika, Hiroyuki Sugaya, Keiichi Akita. Anatomy of Medial Ligament Complex in Elbow. The 1st Asia-Pacific Shoulder & Elbow Symposium (第1回アジア太平洋肩肘シンポジウム)(2017年10月,東京)
- Akimoto Nimura, Shota Hoshika, Reiko Yamaguchi, Hiroyuki Sugaya, Keiichi Akita. Reconsideration of the anatomy regarding the ulnar collateral ligament of the elbow in terms of the tendinous fascia. The 2018 Annual Meeting of the American Academy of Orthopaedic Surgeons (2018年3月,アメリカ ニューオーリンズ)
足関節
- 服部惣一, 二村昭元, 田野敦寛, 山口玲子, 天羽健太郎. 超音波検査による踵腓靱帯損傷の動的評価-屍体を使用した予備研究-. 第42回日本足の外科学会学術集会(2017年11月,愛知)
- Soichi Hattori, Akimoto Nimura, Reiko Yamaguchi, Kentaro Amaha, Keiichi Akita. Ultrasound Evaluation of Calcaneofibular Ligament in Cadavers. 第14回日仏整形外科合同会議(2017年5月,栃木)
- Kentaro Amaha, Akimoto Nimura, Reiko Yamaguchi, Soichi Hattori, Keiichi Akita. Anatomic study regarding the medial side of the ankle based on the joint capsule. 第14回日仏整形外科合同会議(2017年5月,栃木)
手指関節
- 佐藤哲也, 二村昭元, 宮本崇, 藤田浩二, 秋田恵一. Stener病変における母指内転筋腱と関節包の意義-母指MP関節尺側安定化機構に関する解剖学的解析. 第60回日本手外科学会学術集会(2017年4月,愛知)
- 石井宣一, 藤田浩二, 宮本崇, 二村昭元. 手根管症候群における「痺れ」の病態による分類の試み. 第60回日本手外科学会学術集会(2017年4月,愛知)
- 黒岩智之, 藤田浩二, 二村昭元, 宮本崇, 大川淳. 母指対立動作時の回内運動の動的測定-正中神経麻痺による対立障害の新たな評価-. 第32回日本整形外科学会基礎学術集会(2017年10月,沖縄)
- Akimoto Nimura, Tetsuya Sato, Reiko Yamaguchi, Koji Fujita, Takashi Miyamoto, Keiichi Akita. Intramuscular tendons of the adductor pollicis and the thumb metacarpophalangeal joint capsule: an anatomic study with implications regarding Stener lesion. EuroHand 2017 (第22回欧州手の外科学会議) (2017年6月,ハンガリー ブタペスト)
2016年度
肩関節
- 秋田恵一, 二村昭元, 加藤龍一. 腱板断裂の病態と修復に関する基礎研究 腱板および関節包のメゾ解剖学的研究. 第31回日本整形外科学会基礎学術集会(2016年10月,福岡)
- Daisuke Momma, Akimoto Nimura, Tadanao Funakoshi, Keiichi Akita, Norimasa Iwasaki. Anatomical analysis of the articular capsule based on the widths between the footprints. The 13th International Congress of Shoulder and Elbow Surgery (ICSES2016) (2016年5月,韓国)
- Tomoyuki Mochizuki, Akimoto Nimura, Keiichi Akita. Where is the real anatomical footprint of the rotator cuff? 2016 APKASS (Asia-Pacific Knee, Arthroscopy and Sports Medicine Society) Congress & the 13th IFOSMA (International Forum of Orthopaedic Sports Medicine and Arthroscopic Surgery) (2016年6月,香港)
肘関節
- 二村昭元, 志村治彦, 今谷潤也, 秋田恵一. 「関節包」を基に考える肘関節外側の解剖学的特徴. 第42回日本骨折治療学会(2016年7月,東京)
- 星加昭太, 高橋憲正, 菅谷啓之, 二村昭元, 佐藤哲也, 秋田恵一. 肘関節内側における安定化機構に関する解剖学的特徴. 第29回日本肘関節学会学術集会(2017年2月,東京)
- 二村昭元, 宮本崇, 藤田浩二, 秋田恵一. 肘関節内・外側安定化構造に関する解剖学的解析. 第31回東日本手外科研究会(2017年2月,北海道)
膝関節
- 那須久代, 杉浦沙羅, 二村昭元, 古賀英之, 秋田恵一. 膝関節外側における関節包の付着形態に関する解剖学的研究. 第8回 JOSKAS日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(2016年7月,福岡)
足関節
- 天羽健太郎, 二村昭元, 秋田恵一. 関節包に基づく足関節内側に関する解剖学的研究. 第8回JOSKAS日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(2016年7月,福岡)
- 天羽健太郎, 二村昭元, 服部惣一, 山口玲子, 秋田恵一. 足関節内側に関する関節包に基づく解剖学的研究. 第41回日本足の外科学会・学術集会(2016年11月,奈良)
手指関節
- 佐藤哲也, 二村昭元, 中川照彦, 宮本崇, 藤田浩二, 秋田恵一. 母指MP関節における尺側部安定化機構の解剖学的研究. 第31回東日本手外科研究会(2017年2月,北海道)