東京医科歯科大学との共同研究講座について

一般社団法人 JA共済総合研究所は、2016年4月から東京医科歯科大学と共同研究を行うために共同研究講座(ジョイントリサーチ講座)を設置いたしました。

設置目的

わが国では高齢化が進行し、大きな社会問題となっていますが、特に農山漁村地域においてはその進行が著しく、医療・介護問題等様々な課題が生じています。そのため、臨床研究、解剖学、ならびに画像診断学等の手法を駆使し、運動器の機能、構造、形態、疾患、障害を総合的・多角的に解明し予防することにより、超高齢社会における農山漁村の地域住民、延いては国民の健康維持、増進を図り、社会全体の公益に寄与することを研究目的として東京医科歯科大学と共同研究講座を設置いたしました。

設置講座

運動器機能形態学講座
Department of Functional Joint Anatomy

【東京医科歯科大学 運動器機能形態学講座ホームページ】
http://www.med.tmd.ac.jp/medicine/departments/1163.html

主な研究内容

  • ヒトの運動器を対象とした障害メカニズムの解明と有効な予防策などの医学的研究を行っています。
  • 地域住民を対象に転倒や骨折にかかる実態調査、予防策の研究を行っています。

「ヒトの運動器の健康と事故」に関するインターネット調査について

高齢化の進展は農山漁村地域において顕著となっています。
ヒトは加齢に伴って「運動器」の衰えが出現します。
「運動器」とは、体の運動に関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称です。
「運動器」はそれぞれが連携して働いており、どのひとつが悪くても体はうまく動きません。
そのため、日々の生活を快適に過ごすためには「運動器の健康」が大切です。

「運動器」の疾患が原因となり、ささいなことで転倒して骨折してしまうことにより介護や支援が必要となることは、社会的な課題となっています。
また、介護や支援が必要となると、日々の買い物や仕事をはじめとする「移動すること」に影響を及ぼします。

生活の質(Quality of Life)を低下させることなく、快適な日常を過ごすためには、「運動器」に関する研究が必要です。

JA共済総研では、「運動器の健康」に関する以下の関係性を調査するために、「ヒトの運動器の健康と事故」に関するインターネット調査を実施しました。

ここでは単純な集計結果について報告します。