地域滞在型インターンシップを通した、地方への若年層人材還流(環流)に関する実践的研究を行っています。


目的
若年層の絶対的減少・都市部集中が続くなか、地域社会を持続可能なものにするためには若者の地方への流動が不可欠です。それは移住・定住に限らず、普段は都市部にいながらもいざというときにサポーターとして駆け付けたり、職業を通して地方社会に貢献をしたりするような、いわゆる関係人口を含みます。そこで本研究では、自治体との共同による「地域滞在型インターンシップ」の実施を通して、若者の地方への還流(環流)を促進するための研究を行っています。
協力機関
- 長野県
- 魚津市(富山県)
- 対馬市(長崎県)
主な研究内容
地域滞在型インターンシップ実施前後の首都圏在住大学生とのコミュニケーションを通じ、地方社会と交わるのに立ちはだかっている心理的・認知的・経済的な障害要因を分析するとともに、彼らが積極的に地方社会に関与できるような条件について研究しています。
主な実績
- 魚津市農商工連携インターンシップ
―これまでの取組みを振り返って― [PDF 1.2MB](「共済総研レポート No.166」2019年12月、22P〜28P) - 魚津市農商工連携インターンシップ補論
―若年層人材還流の試みへの視座― [PDF 654KB](「共済総研レポート No.166」2019年12月、29P〜31P) - <連載>農村生活のすすめ
第17回:「対馬サマースクール2019」について [PDF 1.9MB](「共済総研レポート No.166」2019年12月、29P〜31P) - <平成29年度JA共済総研セミナー>
超高齢社会における地域の対応と若者の還流による効果を求めて~対馬市における地域包括ケアと域学連携の取組みより~(「共済総合研究・別冊」2018年8月) - <平成28年度JA共済総研セミナー>
農山漁村地域の再生・活性化に向けた若年層の地方人材還流戦略〜首都圏大学生を対象とした地域滞在型就業体験事業『信州エクスターンシップ』から見えてきたこと〜(「共済総合研究・別冊」2017年11月)