研究員紹介

  • 事故・医療
  • 医療研究研修部 主席研究員

新開 由香理Yukari Shinkai

研究・業務紹介

 外因により怪我をすると治療を受けても障害が残ることがあります。その障害は、外因による衝撃で受けた怪我(傷害)の他にも様々な要因が複雑に絡み合った結果です。
 損害賠償の分野では、傷害の重症度、傷害以外の要因の影響度、障害の程度を評価することは重要な論点です。そのことから、傷害と障害を評価する手法や障害に影響を及ぼす多くの要因に関する調査や研究を行っています。

当研究所機関誌掲載論文・レポート

  • アメリカにおける高次脳機能障害リハビリテーション施設-視察調査報告(「共済総合研究 Vol.48」2006年2月)
  • 頚椎捻挫に関する裁判例の傾向分析 治療期間を判断した裁判例の検討(「共済総合研究 Vol.37」2001年1月)
  • 頚椎捻挫に関する裁判例の傾向分析 治療期間を短縮認定した裁判例について(「共済総合研究 Vol.31」1999年7月)
  • 頚椎捻挫に関する裁判例の傾向分析 入院治療及び柔道整復などの医業類似行為が否定された裁判例について(「共済総合研究 Vol.30」1999年4月)

論文

  • ロコチェック陽性に関連する要因の検討. 日本農村医学会雑誌, 2020, 68(5): 588-594.
  • 脳損傷後の高次脳機能障害の評価における神経心理学的検査の現状. 損害保険研究, 2017, 79(2): 171-193.
  • 外傷性頚部症候群による長期休業に腰痛の併発が及ぼす影響. 整形・災害外科, 2016, 59(8): 1121-1130.
  • Risk Factors for Prolonged Treatment of Whiplash-Associated Disorders. PloS One, 2015, 10(7): e0132191.
  • 高次脳機能障害の認否が争われた裁判例の判断に関する考察. 賠償科学, 2014, 40: 21-31.

学会発表など

  • 自動車運転事故に関連する運転者の運動器の機能. 第71回日本農村医学会学術総会(2022年10月,山口)
  • ペットボトル開封時の主観的な握力低下は転倒と関連する. 日本転倒予防学会第8回学術集会(2021年10月,愛知)
  • ロコチェック陽性に関連する要因の検討. 日本転倒予防学会第6回学術集会(2019年10月,新潟)
  • 69歳以下女性における橈骨遠位端骨折とロコモのリスク因子についての検討. 第67回日本農村医学会学術総会(2018年10月,東京)
  • 橈骨遠位端骨折患者は筋力が低下している. 第66回日本農村医学会学術総会(2017年10月,沖縄)
  • 外傷性頚部症候群による長期休業に関連する因子. 第65回日本農村医学会学術総会(2016年10月,三重)

寄稿など

  • 自動車運転事故に関連する運転者の運動器の機能. 日本農村医学会雑誌, 2022, 71(3): 255.
  • ペットボトル開封時の主観的な握力低下は転倒と関連する. 日本転倒予防学会誌, 2021, 8(2): 150.
  • ロコチェック陽性に関連する要因の検討. 日本転倒予防学会誌, 2019, 6(2): 131.
  • レーザーTUG計測システムを用いたロコチェック陽性者の歩行特性. 日本転倒予防学会誌, 2019, 6(2): 130.
  • 69歳以下女性における橈骨遠位端骨折とロコモのリスク因子についての検討. 日本農村医学会雑誌, 2018, 67(3): 393.
  • 握力低下は橈骨遠位端骨折のリスク因子である. 日本農村医学会雑誌, 2018, 67(3): 348.
  • 橈骨遠位端骨折患者は筋力が低下している. 日本農村医学会雑誌, 2017, 66(3): 359.
  • 橈骨遠位端骨折患者は体幹バランスが低下している. 日本農村医学会雑誌, 2017, 66(3): 359.
  • 外傷性頸部症候群による長期休業に関連する因子. 日本農村医学会雑誌, 2016, 65(3): 591.
  • 頸椎捻挫に関する裁判例の傾向分析‐治療期間を判断した裁判例の検討 (下). インシュアランス 損保版, 2000, 3914: 17-23.
  • 頸椎捻挫に関する裁判例の傾向分析‐治療期間を判断した裁判例の検討 (中). インシュアランス 損保版, 2000, 3913: 20-23.
  • 頸椎捻挫に関する裁判例の傾向分析‐治療期間を判断した裁判例の検討 (上). インシュアランス 損保版, 2000, 3912: 14-19.
  • 頸椎捻挫に関する裁判例の傾向分析‐入院治療及び柔道整復などの医業類似行為が否定された裁判例について (下). インシュアランス 損保版, 1999, 3870: 20-23.
  • 頸椎捻挫に関する裁判例の傾向分析‐入院治療及び柔道整復などの医業類似行為が否定された裁判例について (上). インシュアランス 損保版, 1999, 3869: 18-23.
  • 頸椎捻挫に関する裁判例の傾向分析‐治療期間を短縮認定した裁判例について.インシュアランス 損保版, 1999, 3868: 14-19.