共済総合研究

当研究所研究員の調査・研究論文等を発表するための研究理論誌です。当研究所の研究領域に関係する学者・研究者からの寄稿論文も掲載しています。(年2回発行)

共済総合研究 Vol.80(2020.3)

共済総合研究 Vol.80(2020.3)

ジャンル タイトル 研究者(窓口) 掲載ページ
提言 社会保障制度の安定に向けて「共感」の広がりを
―将来世代にツケを回さないために― [PDF 1.2MB]
理事長
内藤 邦男
2P~9P
少子高齢化と財政悪化が進むなか、将来不安を払拭するには世代間で「痛みの分かち合い」が必要になるとみられます。その素地となる将来世代を含む世代間の共感の広がりについて考えます。
研究報告 共済と保険に関する研究 [PDF 1.9MB] 青山学院大学 名誉教授
関 英昭
(武田 俊裕)
10P~29P
「共済」と「保険」は同じものか。この重要な基本問題に対し、用語・法律の歴史や「相互会社」の比較法的分析を中心に、これまでの研究成果を総括します。
研究報告 「生活政治」からみた生活協同組合
―晋州iCOOP消費者生活協同組合の事例を中心に― [PDF 2.1MB]
高麗大学 社会学科博士課程修了
ホ・ジュンギ(著)
東国大学 社会学科 教授
キム・ヂョンソク(著)
東国大学 人口と社会研究所 先任研究員
シン・ユリ(著)
東京大学大学院 農学生命科学研究科 特任研究員
李 相旭(訳)
東国大学 人口と社会研究所 先任研究員
チョウ・ヒョンヨン(著)
東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授/一般社団法人 JA共済総合研究所 客員研究員
松本 武祝(訳)
(髙木 英彰)
30P~53P
本稿では、韓国の晋州iCOOP消費者生活協同組合を事例に、消費者運動を超えて共同体の価値を追求する生協活動につき、組合員の観点から把握することを試みています。
研究報告 WEB情報活用度と政治的選択の傾向
―ICTと農村の意思決定への影響― [PDF 2.2MB]
山梨大学 教授
渡辺 靖仁
(髙木 英彰)
54P~77P
近年、ICTの活用により農業・農村の新たな可能性を切り開こうとする施策が推進されています。本稿では、この施策が農村・集落の意思決定にどのような影響を及ぼす可能性があるのかを検討する手掛かりを得るため、インターネットの活用状況が政治的選好に及ぼす影響を計量的に分析しています。
研究報告 中国の食料消費の「洋風化」と
国際穀物需給への影響の再検証 [PDF 2.3MB]
東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授/一般社団法人 JA共済総合研究所 客員研究員
鈴木 宣弘
東京大学 農学部
宮川 百合
東京大学大学院 農学生命科学研究科 助教
佐藤 赳
(髙木 英彰)
78P~88P
かねてより中国の経済発展に伴う世界的な食料危機の到来が懸念されてきました。そこで本稿では統計解析により近年の中国の食生活の変遷を確認し、その延長線上で穀物価格がどのように推移するかシミュレートします。
研究報告 安居院庄七の報徳運動と参詣講 [PDF 2MB] 東京大学大学院 農学生命科学研究科 准教授/一般社団法人 JA共済総合研究所 客員研究員
戸石 七生
(髙木 英彰)
89P~107P
本稿では、幕末の農政家・安居院庄七の経歴を辿ることで、農業協同組合運動の母体となった報徳運動が従来説とは異なりボトムアップ型の性格を有していたことを明らかにします。
研究報告 農村再生における
「農家レストラン」の役割と発展方向への示唆
―山形県の農家レストランのメニューに着眼して― [PDF 2MB]
大友 和佳子 108P~119P
本稿は、山形県の農家レストラン16軒を「伝統料理型」と「非伝統料理型」に分類し、農村再生における役割を比較したものです。
研究報告 地方創生における都市部総合大学の役割と
新しい働き方について
―少子高齢・人口減少時代の大学教育とは― [PDF 2.2MB]
JA共済総合研究所 調査研究部/明治大学法学部 兼任講師
川井 真
医療経済研究機構 所長/国立社会保障・人口問題研究所 名誉所長
西村 周三
明治大学野生の科学研究所 所長
中沢 新一
明治大学国際日本学部3年
和田 歩
萩原 隆之介
中川 寛太
120P~147P
本稿は、当研究所の川井主席研究員が明治大学で担当している「文明論的視座から21世紀のまちづくりについて考える」を主題とする自由講座の締め括りとして2020(令和2)年1月14日に行われた特別講義の内容を報告するものです。ゲストスピーカーとして、西村周三先生、中沢新一先生が登壇されています。
研究報告 外国人労働者受け入れに関わる諸問題 [PDF 2MB] 古金 義洋 148P~164P
日本では人手不足が深刻化するなか外国人労働者の受け入れを拡大することになりました。本稿ではこうした政策に関わる諸問題について、海外事例や理論分析の結果も踏まえつつ考察しています。
研究報告 [共同研究講座からの研究報告]
中高年の肩はなぜ痛みやすいのか?
―構造から考える肩疼痛性疾患の考察― [PDF 4.1MB]
東京医科歯科大学大学院 運動器機能形態学講座
二村 昭元
(香川 栄一郎)
165P~176P
JA共済総研が東京医科歯科大学と設置した共同研究講座の研究成果の一部である肩関節疾患の病態理解、診断や治療に対する新たな知見を概説します。

文責 調査研究部