あんぽ柿 若手に継承 体制づくり狙う JAふくしま未来伊達地区「農の達人」剪定講習会

掲載日:
2018/02/14
発行元:
日本農業新聞

JAふくしま未来伊達地区は2月上旬、JAが委嘱する「農の達人」による柿の剪(せん)定講習会を伊達市梁川町五十沢の園地で開いた。あんぽ柿の若手生産者や経験年数3年未満の営農指導員が出席し、基礎的な技術を学んだ。若い世代に焦点を当てた農の達人講座は初めて。

伊達地区の特産品のあんぽ柿の継承に向けて、若手生産者と指導員が一体となった体制づくりを狙って企画した。

「農の達人」で、あんぽ柿生産部会の宍戸里司部会長が実技を交えながら指導。「あんぽ柿生産で重要なのは、いかに高品質な原料柿を作るかだ。高品質な原料柿を栽培し、消費者に喜ばれるおいしいあんぽ柿を生産しよう」と呼び掛けた。

講座に出席した同市霊山町の若手生産者は「今まで感覚で作業していたが、なぜその枝を切るのかという理由が理解できた」と話した。(ふくしま未来)