産直の役割追い求める JAいわて花巻

掲載日:
2018/03/23
発行元:
日本農業新聞

【いわて花巻】JAいわて花巻は11日、震災を風化させず復興応援として大槌町の産直「母ちゃんハウスだぁすこ沿岸店」で感謝デーを開いた。

米「ひとめぼれ」150袋(1袋5キロ)や「銀河のしずく」50袋(同)を特別価格で販売。約70分で売り切れた。併設する食堂で、当日限定で大槌の郷土料理を提供した他、JA沿岸産直部会が約100人分のひっつみを振る舞い、約450人が訪れた。

同店は、東日本大震災の被害を受けた治岸部の復興拠点として、2016年1月に開業した。毎月11日に感謝デーを開くなど、地域に寄り添った活動を続けている。

店長の阿部成子さんは「地域にあるべき産直を目指し、生産者を支えていきたい。皆さんに楽しみにしていただいている移動販売も続けたい」と話した。