東京・JA共済ビル 復興願い初「まるしぇ」

掲載日:
2016/10/06
発行元:
日本農業新聞

JA共済連は5日、JA全中などと連携し、東京都千代田区のJA共済ビルで初めて「JAまるしぇ」を開いた。福島県の東日本大震災からの復興を後押ししようと、福島産の米や、野菜を使ったブーケを販売。近隣住民らでにぎわった。

共済連の地域貢献活動の一環。JAふくしま未来の職員らが、同県オリジナル品種「天のつぶ」の新米やキュウリ、リンゴなど14品目を売り込んだ。一部品目はJA全農福島が用意した。

会場では野菜を使ったオブジェを作るアーティストが、キュウリやニンジンなど福島産野菜約10品目を使ってブーケを作り販売した。ブーケの野菜は飾った後、食材として使える。

JAは1回200円で「天のつぶ」を5合升ですくい取るイベントも開催。70キロ用意したが、昼には完売した。JAは「稲が倒れにくい『天のつぶ』は復興の象徴。品質をPRしたい」とする。2歳の子どもを連れた女性(32)は「産地直送なので、子どもにも安心。福島の応援になればうれしい」と話した。

イベントは6、7日の両日、全中が東京・大手町のJAビルにある農業・農村ギャラリーでも開く。福島産野菜や果実などの販売や、「天のつぶ」のすくい取りもある。午前11時から午後1時半まで。