震災乗り越え 5年ぶりの収穫祭 「模擬競り」盛況 JAいしのまき

掲載日:
2015/11/18
発行元:
日本農業新聞

 JAいしのまきは8日、「見て・知って・食べよ〜いしのまき!」をテーマに「収穫祭2015」を東松島市の石巻青果花き地方卸売市場で開いた。東日本大震災前に行っていた「JAフェスティバル」に代わるイベントとして、5年ぶりに開催。家族連れら約2500人でにぎわった。

 石巻で生産された米や野菜、海産物が豊富に並んだ他、ブースごとに試食を用意。豚汁とあんこ餅を無料配布し、来場者は秋の味覚を味わいながら買い物を楽しんだ。

 また、女性部で交流のある、静岡県のJA遠州夢咲女性部・青年部も応援に駆け付け、茶や綿あめを販売した。

 ステージイベントでは、プロのせり人の掛け声で、実際のせりが体験できる「模擬競り」が特に盛り上がった。

 来場者は「JAフェスティバルを毎年楽しみにしていたので、復活してうれしい。いろいろな食材の試食もできて満足」と話した。JAは来年以降も継続して開く予定。(いしのまき)