餅つきで生消交流 JAいわて花巻農産物直売所

掲載日:
2015/05/08
発行元:
日本農業新聞

 【いわて花巻】JAいわて花巻の農産物直売所「母ちゃんハウスだぁすこ」は3日、生産者と買い物客がきねと臼を使った餅つきを行った。「よいしょ」という掛け声や、生産者の見事な返し手に歓声が上がり、にぎわった。

 同直売所の出荷者で構成する「だぁすこの会」が音頭を取り、午前と午後に開催した。買い物客は、生産者に教わりながら体験した。餅は、きな粉で味付けし振る舞った。

 親子で体験した佐川希和子さん(32)は「生産者との会話で、誠実さや温かさを感じた。ここの野菜なら安心できると、あらためて感じた」。娘の莉莎子ちゃん(5)は「餅つきが楽しかった。食べたら、とっても伸びてびっくり。おいしかった」と笑顔を見せた。

 直売所では、生産者と消費者が交流する場を設けている。同会メンバーは「お客さまに喜んでもらい、幅広い年齢層が参加できる企画を行っている。農作物や交流を通して信頼関係を築きたい」と話した。