初のあんぽ柿料理コン 佐藤さん、引地さん栄冠/福島・JA伊達みらい

掲載日:
2015/02/17
発行元:
日本農業新聞

 【福島・伊達みらい】「あんぽ柿」の普及と消費拡大を目指し、JA伊達みらいは16日、「あんぽ柿料理コンクール」を伊達市保原町のセレビアスカイパレスで初めて開いた。JA管内の組合員から81点が集まった。審査の結果、グランプリ2点、優秀賞6点、優良賞2点を選出。グランプリの県知事賞には、佐藤幸子さん(梁川町)の「あんぽチョコ」、JA福島五連会長賞には、引地雅子さん(梁川町)の「あん菜チーズ巻き揚げ」が選ばれた。

 加工・出荷再開から2年目を迎えた「あんぽ柿」の一層の産地再生と振興、発展を目指し、伝承料理や新たな消費方法の提案や商品開発、情報発信につなげようと開いた。

 会場には、生産者や主婦らが考案した料理が並んだ。審査は、料理研究家やJAの安彦慶一組合長、あんぽ柿生産部会の宍戸里司部会長ら14人が担当した。

 料理を一品ずつ味わいながら、おいしさや作りやすさ、完成度、オリジナリティー、地域振興など5項目で判定した。最も優れていた2品を選んだ。

 宍戸部会長は「多くの出品をいただき、生産の大きな励みになる。伊達地方の名物となるようなものにつながってほしい」と期待を込めた。