「めぐみ野きゅうり」好評 震災後初の試食販売/JAいしのまき

掲載日:
2013/10/23
発行元:
日本農業新聞

 【いしのまき】JAいしのまき石巻きゅうり生産組合生協部会はこのほど、「めぐみ野きゅうり」の試食販売を石巻市のみやぎ生協蛇田店で行った。試食用に浅漬けと素材の味が楽しめる生キュウリを用意。「柔らかくてとてもおいしい」と買い物客に好評だった。 試食販売は、東日本大震災前は6人の生産者が年2回行っていた。しかし、震災後は作付け可能な生産者が1人だったため行えず、今回が震災後初の試食販売となった。 同部会が栽培しているのは「ブルームきゅうり」と呼ばれ、皮が柔らかく歯触りが良いのが特徴。例年より定植が1、2週間遅れたが、9月から出荷が始まり12月中旬まで続く。現在は日量40ケース(1ケース10キロ)を県内の生協へ出荷している。

 「めぐみ野」ブランドは、生協が安全でおいしい食品を目指し、生産者との結び付きを大切にしながら独自の基準を設け、基準をクリアした産直品に与えられる。部会では今後も定期的に試食販売を行い、消費者にPRしていく。