直売所核に地域活性化 野菜周年出荷へ 栽培暦作り農家支援/JAいわて花巻

掲載日:
2014/02/26
発行元:
日本農業新聞

 【岩手・いわて花巻】JAいわて花巻は、農産物直売所「だぁすこ沿岸店(仮称)」を大槌町に来年開設するのに合わせて、商品を年間通して豊富に陳列するための生産体制構築に乗り出した。地域の気候と特性を生かした作付け可能な野菜を一覧表にした「野菜栽培暦」を作り、新たな作物の作付けと年間栽培計画書の提出を呼び掛けている。JAは計画書を基に巡回指導や栽培講習会を開催し、沿岸地域の農業生産と消費の拡大につなげ、地域の活性化を目指す。

 3月にイオンスーパーセンター釜石店インショップ、来年にはだぁすこ沿岸店が営業を始める。それを受け、2月に新たにJA沿岸産直部会を設置したが、年間を通した出荷については品薄を懸念していた。

 JAは釜石、大槌地域農業振興協議会と栽培暦を作成。「冬春向け」「春から」の2種類で果菜類、根菜類、葉茎菜類、豆類など約70種の種まきから収穫までが一目で分かるようにした。同部会員や生産者、野菜部会員ら約150人に配り、作付け希望野菜を選択してもらって年間栽培計画書の提出を促す。

 東部地区営農センターの菊池清重センター長は「今、この地域に必要なものは“新たに何を育てるか”を示す基礎となるもの。やっと売り場が確保されたので、農産物を選択し生産意欲を高めてほしい。その後は巡回指導しながら私たちが徹底的に支援する」と語る。