あんぽ柿で作業自粛要請/福島県

掲載日:
2011/10/16
発行元:
日本農業新聞

 福島県は15日までに、伊達市、桑折町、国見町で収穫した柿を原料にした、あんぽ柿や干し柿の加工作業について、関係団体に作業自粛を要請した。14日までに行った検査で、食品衛生法の暫定規制値(1キロ500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたことを受けた。

 3市町をはじめ、JA福島中央会、JA全農福島などが加工の可否判断を求める要請を行ったこともあり、実際に加工して放射性物質を測定。その結果、21品中3品で乾燥により濃縮で、放射性セシウムが1キロ当たり621・3〜713・7ベクレルと規制値を超過した。

 また伊達市のザクロについても出荷自粛を要請したと発表。伊達市産のザクロは14日までのモニタリング検査で、1キロ当たり560ベクレル の放射性セシウムを検出していた。