農山漁村地域の再生・活性化に向けた若年層の地方人材還流戦略
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92チャーは非常に迫力がありまして、当日は1時間しか時間が取れなかったのですが、学生の本気度が増したのを実感しました。4.地元企業との信頼関係阪井:先ほど池田先生から、企業の利得と学生の利得のバランスについてのお話がありました。両方入っているのが望ましいのですが、確かに池田先生のご指摘の通り、このエクスターンシップはまず、「就活に直結しない」というところにターゲットを絞ったわけです。なぜかというと、大学のいわゆるインターンシップは3年生が多い。就活に目が向き、その活動を始めるのが3年生です。だから3年生になると途端に大学が空洞化するのです。就活で忙しくて大学に来なくなる。専門課程の真っ最中にもかかわらず大学には来なくて、企業からは「お前は法学部でいったい何を勉強しているんだ」と聞かれるけれども、実はまだ勉強していない。そういう学生が面接を受けているのが実態です。鈴木 賞子氏

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