農山漁村地域の再生・活性化に向けた若年層の地方人材還流戦略
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40(6)協働型システムの成立要件従来とは違う新しいスモールワールド・ネットワーク型で組織や人がつながっていくためには、信頼をコミュニティとして形成できるかが重要になってきます。よく「協働」と言われますが、何をもって協働と言うのか、実はあまりよく分かっていません。そこで、私なりにその構造を図式化してみました(図3)。協働とは関わるすべての人々が利得を得るということです。あえて利得という言葉を使うのは、利益は本業から得られる収益のことで、利得は本業ではないものから得る収益だからです。インターンシップなどは基本的に本業ではありませんので、利得という言葉に置き換えています。このとき、協働型システムが成立するには、2つの要件が満たされることが大事です。(図3)協働型システムの成立要件

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