農山漁村地域の再生・活性化に向けた若年層の地方人材還流戦略
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2「共済総合研究」別冊・JA共済総研セミナー特集号『農山漁村地域の再生・活性化に向けた 若年層の地方人材還流戦略』の刊行にあたって小誌は本年3月に開催したJA共済総研セミナー「農山漁村地域の再生・活性化に向けた若年層の地方人材還流戦略~首都圏大学生を対象とした地域滞在型就業体験事業『信州エクスターンシップ』から見えてきたこと~」(2017(平成29)年3月17日(金)、東京都千代田区JA共済ビル・カンファレンスホールにて開催)の特集号です。JA共済総研セミナーは、今回の開催で17回目を数えますが、当研究所の具体的な活動を広く発信していくための大切な事業と位置付けて、毎年度この時期に開催しています。これまで農業問題、共済・保険、医療・福祉など幅広いテーマを取り上げ、外部有識者の講演を主体に開催してきましたが、近年は特に食、自然エネルギー、ケアなどの生活基盤の可能性等を意識した地域社会づくり、地域再生のテーマで開催を重ねてきました。そして、今回は新たに若者の都会から地方への人材還流といった視点から地域の再生・活性化に向けた取組みについて議論を深めるべくセミナーを開催しました。今回のセミナーのテーマである信州エクスターンシップとは、長野県が主催して昨年8月に実施された事業であり、同県が若年層の人材を県に呼び込もうとして、JA長野総合研修所を中心に、地元の企業、地元JAが参加して学生たちにその地域で滞在しながら様々な就業体験を積

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