農山漁村地域の再生・活性化に向けた若年層の地方人材還流戦略
27/144

25信州エクスターンシップの航跡まず、4つに区切った枠内にエクスターンシップの目標を自由に書きます。そしていろいろと行動すると、「強みの原石」となる気づきを周りからもらえます。例えば、「発想がユニークだね」と大人の人にほめられた、ということが気づきになります。これらは強みの原石です。その原石を1日の行動の中から取り出して、1週間、毎日チェックしてもらいました(図6)。(*5) 井坂康志・フィードバック手帳研究会(2016)『自らをマネジメントするドラッカー流「フィードバック」手帳』かんき出版4.フィードバック手帳の実践実際のノートは、写真のようにかなり書き込まれています。どの学生も相当綿密に書き込んでいました。その結果、例えばある学生(3年生)は、「真人間のままでいられる」と、東京に戻って1カ月経ってもフィードバック手帳を書き続けています。「汎用性が高いのでバイトの時にも使える」との感想です(次頁図7)。ほかの学生からは「次から絶対に失敗しないようにという意志が芽生えた」「意識改革ができて自分の中でガラッと変わったような感じがした」「褒められてよかったと思ったことを書(図6)「強みの原石」の発見

元のページ  ../index.html#27

このブックを見る