農山漁村地域の再生・活性化に向けた若年層の地方人材還流戦略
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23信州エクスターンシップの航跡がどのくらいイノベーティブに活動しているかをプロセス評価すると、多くの企業が省察、概念化・持論化まで到達せず、省察が次の別の新しい試行に行ってしまうという事例が非常に多かったという結果もあります。省察がうまくいかないのは、多くの場合、経験学習の質を決定付ける概念化・持論化が飛ばされています。そのためわれわれは、経験そのものを日々振り返ることを仕掛けとして組み入れました。フィードバックです。目標を定めてメモをしてチェックするというシンプルなものですが、これによって自分の強み/弱みが明らかになっていくわけです。(*3)デービッド・コルブの「経験学習モデル」http://www.teoria.co.jp/004/02/index.html(2014年6月13日アクセス)David Kolb. Experiential Learning as the Science of Learning and Development. Englewood Clis:Prentice Hall, 1984.3.本気のフィードバック(1)ドラッカーのフィードバック分析多くの人は自分の強み/弱みについてなんらかのモデルを持っています。一般的には自分が得意なこと/不得手なことという意味で認識をしています。でも、それが自分の強みかという(図4)コルブの経験学習モデル

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