農山漁村地域の再生・活性化に向けた若年層の地方人材還流戦略
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124いのです。このエクスターンシップはいわゆるローカルなほうに目を向けていくものだと思うのですが、そういう機会がそもそも与えられていないというのが、僕の今までの人生から見た現状です。エクスターンシップはこれからも続けていかれるということなので、ローカルに目を向ける機会としてこれからたくさん学生に発信していただけると、学生側も意外と食いついてくるのではないでしょうか。僕の周りにも実際、地方創生や地方というものに興味を持っている学生がすごく多いのですが、今回もエクスターンシップを全然知らない人が多かったです。僕が知ったのは、学生のポータルに流れてきたからです。でも、それで見ただけではちょっと宣伝力が弱かったと感じるので、来年やっていただければ、もっと意欲的な学生がたくさん集まるのではないかと思っています。髙木:貴重な意見をありがとうございます。来年度の準備は進めているところですので、しっかりプロモーションをやっていこうと思います。―――若くて優秀な人材が外に出ることに地方は危機意識を持っている参加者E:私はエクスターンシップ実施母体の一つである長野県・若年層人材戦略研究会の会長を務めています。今年度が無事に終わり、来年度は長野県の大学生も含めて実施します。この研究会は主に長野県の企業と大学、行政が入っていますが、来年度は特に長野県の大学生も入るということで、ぜひ長野県の大学にも理解してもらえるよう期待しています。研究会には、高等教育コンソーシアム信州の実務担当者として参加しております。このコン

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