縮小しながら発展する地域の創生
72/122

70パソコンに向かってゲームソフトを夕方まで一所懸命開発して、勤務時間を終えて帰るのでは、何も新しいソフトは生まれないという印象があります。ですから、思い切って働き方を変えるということが、私は一つのキーワードだと思っています。たとえば、先ほども少し申し上げましたが、1次産業の働き方、2次産業の働き方、3次産業の働き方は、相当違います。答えはだいたい予想していますが、あえて広井先生にチャレンジして反論します。「大学を卒業して就職する場所として地方を選ぶという傾向がある」ということでした。私があえて反論すると、若い人はそう思っているでしょうが、その若い人を地方の人が従来の発想で同じように働かせようとすると、長続きしないと思います。それは、自由な仕事の体系をどう構築するかの問題です。西村 周三氏

元のページ  ../index.html#72

このブックを見る