縮小しながら発展する地域の創生
4/122

2「共済総合研究」別冊・JA共済総研セミナー特集号『縮小しながら発展する地域の創生』の刊行にあたって小誌は本年3月に開催したJA共済総研セミナー「縮小しながら発展する地域の創生~新たなコミュニティ創りを目指して~」(2016(平成28)年3月11日(金)、東京都千代田区JA共済ビル・カンファレンスホールにて開催)の特集号です。JA共済総研セミナーは今回の開催で16回目を数えます。これまでに農業問題、共済・保険、医療・介護・福祉など、当研究所の調査・研究分野に関する幅広いテーマを取り上げ、外部有識者の講演を主体に開催してきました。今回のセミナーは、地域社会づくり、地域再生というテーマにおいて過去2回のセミナー(平成25、26年度)と連続性を持つもので、企画サイドとしては、過去2回のセミナーも踏まえた総まとめ的なものとして位置付けました。このようなことから、まずそれら一連の経過を締めくくる意味で、簡単に過去2回のセミナーを振り返ってみたいと思います。当研究所では、地域住民どうしの相互扶助を駆動させる新たな要素として「食」「自然エネルギー」「ケア」に注目し、平成24年に、これらを地域再生につなげるための理論を実証するプロジェクトを立ち上げました。そしてこの取組みの一環として、平成25年度のセミナー(平成26年3月実施)について、「自然と人間の協働による永続的な地域社会づくり~食・自然エネルギー・ケアでつな

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る