縮小しながら発展する地域の創生

33/122

31人口減少社会を希望に～グローバル化の先のローカル化～ろローカルから出発して、ナショナル→グローバルと考える方が、経済としても強いものになるのではないでしょうか。「ローカルなところから出発して」ということは、コミュニティ経済につながります。（３）「コミュニティ経済」という視点コミュニティ経済とは、ピラミッド型の図に示されるように、突先の「市場経済」、真ん中の「コミュニティ」、一番下の「自然（環境）」という３層構造の中で、「市場経済」が大きくなって離陸したのを、もう一度「コミュニティ」や「自然（環境）」の方に着陸させていくという、経済のイメージです（図５）。論点としては、例えば「経済の地域内循環」がありますし、「そもそも経済というのは何か」と、経済が本来持っていた相互扶助的な性格を再評価・再発見していくことも挙げられます。