縮小しながら発展する地域の創生
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29人口減少社会を希望に~グローバル化の先のローカル化~(1)社会資本整備の4つのS字カーブまず、「地域再生と『コミュニティ経済』」についてです。図4は「社会資本整備の4つのS字カーブ」で、明治以降、どのような社会資本が整備されていったかを示しています。第1のSは「鉄道」です。当時、「鉄は国家なり」と言われたように、鉄道を普及させていくことが第1の課題でした。第2のSは、第二次大戦後の高度成長期の「道路」です。自動車の普及と一体になって整備され、やがて飽和して成熟していくS字カーブを描いています。第3のSは高度成長期の後半期で、「空港」「廃棄物処理施設」「下水道」などです。これらもやがて成熟していきました。この図は1990年代の通商産業省が出した報告書(*1)からのもので、第4のSはクエスチョン出典:通商産業省『創造的革新の時代』1993年

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