縮小しながら発展する地域の創生
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23人口減少社会を希望に~グローバル化の先のローカル化~(5)幸福の経済学図3の横軸は1人当たりのGDP、縦軸は生活満足度(ほぼ幸福度)です。この図が示しているのは、経済発展の初期段階では、GDPが上がると生活満足度もそれなりに上がっていくけれども、経済発展がある段階を過ぎると、両者の関係がランダムになっていくということです。経済が大きくなれば幸福度が高まるとは必ずしも言えないのです。では、幸福度の要因として何が重要になるかというと、コミュニティのあり方(人と人との関係性)です。また、格差や平等の問題。さらに、私自身が非常に重要な要素だと考える、自然環境との関わりや、精神的、宗教的なよりどころなどです。それらに焦点を当てて今後の社会を考える時代かと思います。

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