縮小しながら発展する地域の創生
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18高齢化・人口減少は大きな課題だが、経済が大きくなれば幸福度が高まるとは限らない。定常期や人口減少社会には、高度成長期的な拡大・成長路線からの発想の転換が重要。若い世代のローカル志向など近年の動きはむしろ希望が持てる。ローカルを起点に経済社会をつくる発想は、コミュニティ経済につながる。日本には自然エネルギーのポテンシャルがあり、相互扶助が存在していた。自然も重視されていた。しかし、工業化社会に過剰適応したことで、地方都市の問題が現れた。今こそ、都市と農村の関係を見直し、持続可能な相互依存へ是正すべきだ。私は、「鎮守の森・自然エネルギーコミュニティ構想」に取り組んでいる。伝統文化に関わるものを自然エネルギーと結びつけ、地方創生や地域再生などに役立てる構想だ。日本は高齢化・人口減少のフロントランナーとして、グローバル定常型社会の実現を考えるべきだ。それは真の豊かさを実現していく入口である。基調講演①人口減少社会を希望に ~グローバル化の先のローカル化~講 演 要 旨千葉大学 法政経学部 教授(現・京都大学 こころの未来研究センター 教授)広井 良典

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