縮小しながら発展する地域の創生
106/122

104―家族を超えて、近所の人たちと関係を持とう西村:今のご質問に対する私の答えは、「家族を超える」です。これから間違いなく若い人が減っていくし、人口も減っていきますから、残った人間同士で助け合う必要があることは誰でもわかっています。でも、それをやろうとしたとき、具体的に何をしたらよいかというと、非常に卑近な話で恐縮ですが、今日の夜、隣の人と一緒にご飯を食べるなどの行動です。本当はこれは大都会のほうが大事だと思っています。今まで、ご飯は家族で食べていました。ところが一人暮らしがどんどん増えてきました。今後もますます増えます。そうすると、いわゆる孤食の時代が間違いなくやってきて、資本主義は孤食に合わせた商品を開発してくるはずです。

元のページ  ../index.html#106

このブックを見る