2025年の日本を俯瞰した調和的な社会経済モデルを探る
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60<公開研究会>2025年の日本を俯瞰した調和的な社会経済モデルを探る~これからの10年、地域の高齢化問題にいかに向き合っていくか~21世紀は世界的規模で少子高齢化が進んでいく。すでに日本では、10年後の2025年に後期高齢者が急増することは周知の事実であり、世界中が日本の行く末を見守っている。この高齢化に伴うさまざまな危機に対応するためには、今から時代を見据えた対応を行っていかなければいけない。そのとき、考え方の基軸とすべきは人であり、地域のつながりであり、本当の心の豊かさではないだろうか。従来の発想にとらわれず、新しい価値観で、人を起点とした仕事や産業のあり方、まちづくり、コミュニティづくりを考えていくべきだろう。地域の医療・介護の現場をみると、新しい取り組みは資源のない地方から生まれている。イノベーションはギリギリの苦しさの中から起こるからだ。そうした取り組みをヒントに、10年後を見据えた新しいまちづくりに活かしていきたい。要  旨

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