2025年の日本を俯瞰した調和的な社会経済モデルを探る
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2「共済総合研究」別冊・JA共済総研セミナー特集号『2025年の日本を俯瞰した調和的な社会経済モデルを探る』の刊行にあたって小誌は本年3月に開催したJA共済総研セミナー「2025年の日本を俯瞰した調和的な社会経済モデルを探る~これからの10年、地域の高齢化問題にいかに向き合っていくか~」(2015(平成27)年3月11日(水)、東京都千代田区JA共済ビル・カンファレンスホールにて開催)の特集号です。JA共済総研セミナーは、今回の開催で15回目を数えますが、当研究所の具体的な活動を広く発信していくための大切な事業と位置付けて、毎年度この時期に開催しています。    前年度(平成25年度)のセミナーは、「自然と人間の協働による永続的な地域社会づくり~食・自然エネルギー・ケアでつながる新たな生活基盤の可能性を探る~」のテーマで、公開研究会という形式で開催しましたが、これは、それぞれの地域が永続的な社会をつくるため多様な議論を深めていくきっかけとしたいという考えによるものでした。これらの議論を進めるうえで、食、自然エネルギー、ケアといった生活基盤が重要な要素となりますが、今回のセミナーは、「ケア」の問題についてさらに多角的かつ専門的な視座からの検証を行うべく、4名のゲストをお招きして講演とディスカッションという形で実施しました。まず、セミナー前半では、国立社会保障・人口問題研究所名誉所長で、年金シニアプラン総合研

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