2025年の日本を俯瞰した調和的な社会経済モデルを探る
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21りません。ただ、同じ年齢の方がたくさんおられるという現実は避けがたいわけです。そして、その方々がお産みになった第2次ベビーブーマーが最近40歳を超えました。分母が少なくなるため、これからは絶対数として子どもの数が激減します。もちろん、この推計よりも出生率がある程度上がる可能性はあると思います。しかし、2030年くらいまでの構成は、ほぼ当たる可能性が高いと考えております。(2)全体人口は急速には減らない同時に、先ほどから私が言っていることとはやや矛盾するようなことを申し上げます。「人口の推移」を仔細にご覧いただくと分かるのですが、2035年くらいまでは人口はそれほど急速には減りません。ただし、若い人が減ることとは違いますので誤解しないでください。人2025年、経済の活性化と高齢化の両立は可能か(図1)

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