2025年の日本を俯瞰した調和的な社会経済モデルを探る
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17もあり、すでに10年以上にわたり研究に関するご指導をいただいております。また共同研究や研究会の運営、大学等における講義・講演など、これまでも幅広い活動を一緒に進めてまいりました。真野先生は、大学院教授、臨床医、医学博士、経済学博士、そしてMBAという多彩な横顔をお持ちですので、学際的で多角的な議論の進行役をお願いした次第です。医療と介護、そして高齢者福祉については、社会保障および医療制度改革の行方や、保険償還額の改定など、国家の制度改革による影響を無視することができず、住民努力の限界を突きつけられることの多い分野でもあります。この限界を超えて、地域が求める知的要請に応えるために、今年は「2025年の日本を俯瞰した調和的な社会経済モデルを探る~これからの10年、地域の高齢化問題にいかに向き合っていくか~」というテーマを掲げました。高齢社会における地域経済の課題とイノベーションの可能性、地域資源の乏しい農山漁村における地域包括ケアの考え方などについて、オープンなディスカッションにより議論を深めてまいりたいと思います。(*1)2014(平成26)年3月12日開催。詳細は講演録『平成25年度JA共済総研セミナー公開研究会 自然と人間の協働による永続的な地域社会づくり~食・自然エネルギー・ケアでつながる新たな生活基盤の可能性を探る~』(2014年10月発行)、当研究所ウェブサイトを参照。(*2)高知の思想家である植木枝盛の言葉で、「未来が其の胸中に在る者、之を青年と云う」から引用。(*3)2010(平成22)年3月12日開催。『共済総合研究』Vol.60(2010年11月発行)に講演録を掲載。当研究所ウェブサイトを参照。

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