自然と人間の協働による永続的な地域社会づくり
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76 今の早川先生のお話の中で、高齢化の話が出ましたが、私どもが昨年、現地で伺ったところでは、高齢化率が38%くらいだったでしょうか。要するに、わが国の30年先の姿がここにあるというお話で、そこからポジティブに考えて、自分たちはその30年先の先端医療の姿を示すのだという先生のお話が、大変印象に残っています。集落のほうにも入らせていただき、旭地区という、かなり北のほうにも入らせていただきました。 早川先生は病院、河合組合長はJA、澁澤先生のところは資源ですが、こうした方々を中心に、コミュニティの核が次第に形成されていく。澁澤先生の話に、まず人の自立、地域の自立という話がありましたが、やはりそこで地域の一人ひとりが納得し、理解して物事を決めてやっていくためには、大変な時間が必要だろうと思います。そこに至るまでの皆さんの日々の着実な活動がないと、進んでいかないことを改めて痛感いたしました。町田 勝弘(*3) Information and Communication Technologyの略、情報通信技術 (*4) Information Technologyの略、情報技術

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