自然と人間の協働による永続的な地域社会づくり
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73違う会で話をしたら、男性にはダイレクトに頼まないとだめだという話が出てきました。確かに、そういうものかもしれません。 地域が活性化するといっても、僕らは呼び水をつくるだけで、あとは地域の人がやってくれる。ということで、おそらくそれが基本ではないかと思っています。その人たちが10、20年続くかというと、その保証はないのですが、たぶん年齢構成を考えると、40〜50歳代の女性がそこに参加していれば、望みがあります。高齢者が高齢者を支えていく成熟した社会を日本は先陣を切ってつくればいい早川:もう少し違う話をすると、認知症予防や地域をどうするかという話をするために、サロンをつくったりする活動をやっています。サロンを運営している人たちは60歳代の女性で、10年たつと70歳代になります。60歳代の女性たちが、80歳代くらいの女性たちに呼びかけて月に1回ずつサロンに集まってもらって、おしゃべりをしたり、そこでお話をしたり、体操をしたり、いろいろなことをします。こうしたサロンがたくさんありますが、その運用をどうするかという話が話題になりました。そこは男性陣が出張らなければいけないだろうという話になり、また、次の世代をどう引き込むかという話が課題になってきました。 先ほど河合組合長が、限界集落なのに、そのように感じていないとおっしゃっていました。怒られてしまいますが、僕はやはり限界集落だと思います。ただ、そこにどのような人たちが住むか。今、日本の人口は1億2千万人強ですが、どのあたりまで減少したら良い社会になるかと想定すると、人によって幅があると思いますが、私は4千万、5千万〜8千万人くらいで

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