自然と人間の協働による永続的な地域社会づくり
45/132

43は、例えばお弁当を作って配食をするなどして、様々な助け合いの活動の原資にしています。よそから補助金をもらったり、JAからお金を送ってやっているところもあるようですが、彼女たちはいろいろな知恵を絞り、自ら活動の原資を稼ぎ出して助け合い活動をやっているんですね。手前味噌かもしれませんが、これは本当にすばらしい活動だと私はいつも思っております。●就農林相談会次は、「就農林相談会」です。私は新城設楽地域担い手育成総合支援協議会の会長をやらせていただいているのですが、ここのところずっと、地域外あるいは県外の若い人たちから「私たちのところで農業をやりたい」ということで相談に来ていただいています。今年も四十数名が参加され、東京からも来られたという話も聞いています。地域事情からして、誰もが受け入れの対象になるというのはなかなか難しい部分もありますので、行政も含めていろいろな面接等を行う中で1割ぐらいの方が私どもの山村に入り、農業に携わっていただいています。●山桜の里山づくり事業それから「山桜の里山づくり事業」という活動をやっています。新東名高速道路が来年4月に開通し、私どもの新城市にも設楽原パーキングができます。新城市の木は山桜ですので、地元の高校生の皆さんに山桜の種を自分たちで採種し、苗木を2年かけて作ってもらい、それをパーキングエリアに植樹させていただきました。トータルで1000本くらいの植樹をしました。地域と共にJA愛知東が目指す相互扶助の土壌づくり~東三河の水と緑と食を活かすJAを目指して~

元のページ  ../index.html#45

このブックを見る