自然と人間の協働による永続的な地域社会づくり
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2「共済総合研究」別冊・JA共済総研セミナー特集号『自然と人間の協働による永続的な地域社会づくり』の刊行にあたって小誌は、本年3月に開催したJA共済総研セミナー「自然と人間の協働による永続的な地域社会づくり~食・自然エネルギー・ケアでつながる新たな生活基盤の可能性を探る~」(2014(平成26)年3月12日(水)、東京都千代田区JA共済ビル・カンファレンスホールにて開催)の特集号です。JA共済総研セミナーは、今回の開催で通算14回目を数えます。これまでに農業問題、共済・保険、医療・ケア・福祉など、当研究所の調査・研究分野に関係する幅広いテーマを取り上げ、外部有識者の講演を主体に開催してまいりました。例年、JA共済連をはじめとする関係団体役職員および研究者等、百数十名のご参加をいただいておりますが、今回のセミナーは、当研究所が2013(平成25)年4月に一般社団法人に移行してから初めての開催ということもあり、例年よりもカリキュラムを拡充し、4名のゲストをお招きして個別報告+ディスカッションという形で実施しました。当研究所では、地域住民どうしの相互扶助を駆動させる新たな要素として「食」「自然エネルギー」「ケア」に注目し、2012(平成24)年、これらを地域再生につなげるための理論を実証するプロジェクトを立ち上げております。詳しくは後述しますが、今回のセミナーにご登壇いただいたゲストの方はいずれも、当プロジェクト(対象エリア:愛知県三河中山間地域)に関わりのある方々です。

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