自然と人間の協働による永続的な地域社会づくり
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25私が赴任した1996年から、地域へ出ていく「訪問看護ステーション」が始まりました。そして98年には「医療・福祉共通カルテ」を作り、99年には「在宅医療におけるIT活用」を行いました。2004年からは「電子カルテシステム」を導入し、そのときに「地域医療連携システム」を構築しました。簡単に言うと、当院で行っている電子カルテを地域の診療所の先生またはケアマネジャーに見ていただくことができる仕組みです。さらに2009年からは、地域の診療所の先生と相互に共有できる「Web型電子カルテ」の活用を開始しました。ただ、在宅医療におけるIT活用は非常に古いパターンでしたので、その活用は今はもうほとんど消えかかっております。「ITなどの先進的な技術を使って地域医療の連携をなんとかしたい」と思いやってまいりましたが、結果的中山間地域医療機関を拠点とした地域コミュニティ再生構想

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