自然と人間の協働による永続的な地域社会づくり
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24●「開かれた病院」にこの数年間は「開かれた病院」と命名し、情報公開を行っています。もちろん個人情報を公開するという意味ではなく、「病院・健康とはどういうものか」を地域に発信するという意味の情報公開です。また、「地域の人々が参加する病院」になるようお願いをしております。職員は半分くらいが地元の人ですし、患者さんを含め、病院を構成する人々が醸し出す雰囲気が非常に大事ではないかと思っています。病院には毎日500~800人の方が出入りされますから、地域コミュニティの場所としては非常に適していると思っています。そういう意味で、「『開かれた病院』はその地域の文化の指標だ」と言いながら運営している次第です。昨年7月には病院を建て替えました。2005年4月に豊田市に合併されていましたので、建設費の約75%を資金力のある豊田市から援助いただきました。当然、支援を受けるだけではいけませんので、病院は厚生連としてなるべくいい医療を提案し、なおかつ赤字にしないように頑張ることにしました。一方で、患者さんや地域住民の方々に理解と参加をお願いし、またJAなど地域の関係団体などにも協力していただく。そういう構想を描いていただき、改築となったわけでございます。●事業の変遷これまで当院がやってまいりました仕事の内容をご紹介します。足助病院

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