自然と人間の協働による永続的な地域社会づくり
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861食・自然エネルギー・ケアでつながる新たな生活基盤の可能性を探る日本の資本主義、そして農業は、どのような方向に進むべきか 62日本は、戻るべきはっきりとした資本主義モデルをもっている/生存と信用をベースとした社会を再構築しない限り社会は持続しないグローバル化の流れの中で、もう一度地域に根づいた生活を見つめ直す 67地域の暮らしを支え、縁の下の力持ちとなっているのは、やはり女性/Iターンで東京から来た人たちを自分たちの家族として受け入れる地域活性化に、40〜50代の女性が参加していれば望みがある 71高齢者が高齢者を支えていく成熟した社会を、日本は先陣を切ってつくればいい「地域」とは、お金によらない部分で回っている共同体 77地域の「幸福」は、実は「自然」がもたらしている/中世から伝わる「花祭り」の地域ネットワーク/社会共通資本としての祭りがきちんと位置づけされているところには、若者は必ず残る社会教育はどの集落にもある。その最高の場が「祭り」 83専業農業ではなく、〝農的暮らし〟がしたい人々/若者たちは、日本人の先祖返りのほうへ向かっているのではないか/日本人はもともと半農半漁で、専業ではなく、なんでもやる「百姓」だった 新しい生き方を求め、原型的な日本人の生き方に還る若者たち 88若者たちと地域の人たち。二つの意識がどう結合し、もみ合っていくのか/所得を上げながら、集落との関わりを大事にするIターン移住者/移住者に徹底的にお節介をする〝お節介集団〟をつくる

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