自然と人間の協働による永続的な地域社会づくり
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106 いろいろな食材があると思いますが、僕らは栄養学の先生と一緒に取り組みますから、そのためには地域のお年寄りのデータも必要です。タンパクが少ない、貧血がある、足腰の筋力がどうだとか、科学がどんどん進んでいますから、それをベースにしながら、どのような食材をそろえ、どのような食事を普及していくかですね。栄養学にもとづく知識普及が課題。地元のお米にも健康面の付加価値をつけたい早川:この地域のお年寄りたちは肉を食べないのです。なぜ食べないのかというと、もう40年も50年も前に、肉はコレステロールが高いので食べてはいけないという話になって、それが非常に普及しているのです。いくら間違っていると言っても、なかなか言うことを聞かない(笑)。 その一方で、千人単位の栄養調査をすると、

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